苦雪のブログ

本やゲーム・映画についての感想を備忘録代わりに時折書きます。基本敬称略。

エウルアの強みとパーティ編成について(原神)

 

 今回は、次のVer.2.3でピックアップされる予定のエウルアについて。

 

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 エウルアの強みは、何と言ってもその圧倒的な火力。普段使いにはオーバーキル気味の火力は、深境螺旋などの高難易度コンテンツの攻略も格段に楽にしてくれる。

 私は胡家の女のために原神を始めたはずが、いつの間にかローレンス家の女に貢ぐ日々を送っています。

 ただしその分、強さ(火力)を発揮するには育成だけでなくパーティ単位でのサポートが必要という扱いの難しいキャラでもある。だが、それさえ達成できれば文字通りゲームチェンジャーとなり得るというのがエウルア。

 引こうか迷っている人の参考になればと思う(11月18日現在の育成状況:レベル90、3凸、天賦:10・10・13)

 

 

 

 

前回の胡桃(+トーマ)については以下の記事。

 

bitter-snowfall.hatenablog.com

 

エウルアの性能について

 

 性能面・用語面での細かい情報は、下記の有志Wikiを参照して欲しい。

wikiwiki.jp

 

 エウルアは、元素スキルを敵に命中させると「冷酷な心」を1つ獲得する(防御力+中断耐性アップ)。基本的に、戦闘ではまずこの「冷酷な心」を2つ貯めることから始まる。

 次に元素スキル長押しで冷酷な心を消費して敵に氷元素範囲ダメージを与えると共に、敵の物理・氷耐性を下げる。固有天賦氷の残剣が加わると、元素爆発時の基礎ダメージの50%(物理ダメージ扱い)を相手に与える。

 細かい仕様は後で解説するが、私の育成したエウルア(元素スキル天賦レベル10・元素爆発天賦レベル13)だと、割と適当に動かしても氷の残剣の効果だけで5~6万ダメージは簡単に出せると言えば、そのヤバさが伝わるだろうか

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下部分の約5万3000ダメージが氷の残剣のダメージ

 

 そして元素爆発。発動時に元素スキルのクールタイムをリセット・冷酷な心を1つ獲得し、「光臨の剣」を召喚する。7秒間、エウルアの攻撃1段毎に光臨の剣のエネルギーが貯まり、時間経過後爆発する。このときエネルギー(スタック)数に応じてダメージが上昇する。

 

 コンボは色々あるが、元素スキル(短押し:冷酷な心1つ)→元素爆発(冷酷な心2つ&元素スキルクールタイムリセット)→元素スキル長押し(敵の物理耐性ダウン&固有天賦・氷の残剣効果)→通常連打が基本形(他にも、元素爆発発動前に冷酷な心を2つ溜めてからの元素スキル長押し→元素爆発→元素スキルのようなコンボなど色々ある)。適当にやっても10~20万は余裕、ほんの少しのお膳立てでも30~40万は普通に出る。

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 そうでなくとも通常攻撃が強い。適当に殴っているだけで、他キャラだと面倒なファデュイ先遣隊をバリア越しにぶん殴ってシールドを割る前に本体のHPを削り切って処理できる。なんならほぼあらゆる敵を物理で正面から倒せる。

 ただし、いくつか注意点もある。

 

 まず、無凸だと元素スキルのクールタイムが短押し時4秒なのに対して、長押し時は10秒となる。

 無凸だと、元素スキル長押しによる敵の物理耐性ダウンや氷の残剣効果と元素爆発のコンボ、あるいは聖遺物蒼白の炎4セットの効果維持が難しいというのは、注意したい。狙うならば、元素爆発発動によるクールタイムリセットを有効活用したい。

 

 次に、火力を出すにはサポートが必要。

 

 具体的には、

超電導()により敵の物理耐性を下げる必要

 

②戦闘ではエウルア自身が常に殴り続ける仕様上、シールド要員や回復要員が必要

 

③できれば火力を上げるためのバフ要員も欲しい

 

 主にこの3つが挙げられる。

 

パーティ考察

 上記①~③からエウルアに必要なキャラクターを考えていきたい。

 

 まず①の超電導要員。物理キャラを使うならば、超電導は必須である。なぜかと言うと、物理耐性は他の元素(炎や氷)と比べて敵の耐性が高めであり、耐性を下げる手段が限られているため。超電導で敵の物理耐性を下げることが不可欠(敵の種類によっても耐性が異なる場合がある。例えば、遺跡守衛系の敵は物理耐性耐性が高め)。

 この点、エウルア自身は氷元素のため、必要なのは雷元素のキャラ。個人的には、私は雷元素でさえあればどのキャラでもいいとは思う。というのも超電導は効果時間が12秒と比較的長く、何かしらの方法で雷元素さえ供給できれば、超電導の維持についてはあまり心配しなくてもいいためだ。

 

 例えば、実質的な配布である雷主人公やリサでもいい。リサは継続的な雷元素付与という点で見れば、決して悪くないし、雷主人公は元素エネルギー回復という点で見れば実はかなり優秀。

 

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 アタッカーである刻晴も、雷元素付与役として一考に値すると思う。ただし、エウルアを使う場合、刻晴はどうしてもサブに回ることになる。理由は、刻晴で殴るよりエウルアが物理で殴るほうが強いから。

 似たような立場に雷元素かつ物理アタッカーとして使われるレザーがいる。エウルアとレザーはどちらも元素はおまけで物理で殴るタイプのキャラ。一見、この二人を編成して超電導すれば問題ないと思えるが、あまり推奨はしない。なぜならエウルアもレザーも本人が場に出て殴り続けるキャラクターであり、アタッカーとしての役割がバッティングしているから。

 以後繰り返し述べるが、エウルアを使う場合、ダブルアタッカー体制は基本非推奨と私は考えている。アタッカーを切り替えるより、エウルア一人を全力でサポートする方が火力があがるためだ(もちろん、好きなキャラを使いたいとかであれば自由にしていいという前提で)。

 ただエウルアをサブアタッカー的に使うというのも十分アリ*1

 

 

 この点、雷元素に限らず、エウルアにオススメなキャラは裏に回っても仕事をしてくれるタイプのキャラである。

 恒常ガチャで入手可能なキャラクターでは、フィッシュル、北斗が挙げられる。北斗は同じ大剣カテゴリかつ元素スキルによるカウンター、強力な元素爆発(+シールド)とエウルアの欲しいもの・足りないものを持っているキャラなので相性がいいと思う。

 ただ個人的には、フィッシュルを推奨する。元素スキルでオズを召喚すれば効果時間中は雷元素を供給してくれるというのは、エウルアにとってこの上ないほどありがたい。特にフィッシュルは聖遺物・千岩牢固4セットとの適性が高く*2、エウルアを守るシールドとエウルア自身の火力を大幅に上げてくれる。

 なおエウルアのパートナーとなる雷元素キャラとして、最近は限定キャラである雷電将軍が挙げられることが多い。エウルアとの相性はわざわざ説明するまでもないし、実際私もエウルアと雷電将軍をセットで使用しているのだが、ここではその説明を割愛する。

 

 ただフィッシュルや雷電将軍といった雷元素を恒常的に付与するキャラを用いる場合、注意すべきものがある。それは、敵にほぼ常に雷元素が付与された状態で戦うということ。エウルアの元素スキル(氷)で超伝導が発生した後、再び雷元素が付与されるというケースが実践では多い。

 

 これが何を意味するかと言うと、敵に氷元素が付与された(または凍結)状態に関連する効果の発動がほぼ期待できないという事態が頻繁に生じる。

 具体的には、氷元素共鳴(氷元素付与または凍結状態の敵への会心率+15%)と星4大剣・雪葬の星銀の武器効果が実質的に死ぬことになりやすい。

 

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 とはいえ、このデメリットを補って余りあるのがフィッシュル・雷電将軍であるというのもまた確か。

 

 次に②について。エウルアは「冷酷な心」により自身の防御力と中断耐性を上げることができる。この効果はかなり有用で攻撃中に怯むことが少なくなる。とはいえ、元素爆発発動時の7秒間に全力で殴りたいエウルアにとって一番の不安は、敵に殴られて攻撃できないこと。そのため、本人を守るシールド、被弾をカバーするヒーラーは欲しい。

 この場合の候補としては……もし所持しているなら鍾離はほぼ一択レベルだと思う。前回の記事で胡桃と鍾離の相性についても触れたが、私は胡桃とエウルアなら鍾離はエウルアと組ませる方がいいと考えている。

 理由としては、鍾離のシールドの耐性ダウンは敵の物理耐性も下げてくれるという点で貴重なこと、鉄壁の岩元素シールド&圧倒的な効果時間は本人がなるべく場に出て殴りたいエウルアと好相性だ。

 とはいえ鍾離は限定キャラ。未所持な人も多いだろう。それ以外のシールドキャラとしては、ディオナや辛炎、トーマ辺りだろうか。

 トーマは前回の記事で言及したので、詳細は割愛するが、元素エネルギーさえ確保すればシールドを更新し続けられるというのは悪くないと、私は思う。

 辛炎はシールド耐久という面では心もとないものの、シールド中物理ダメージ+15%、凸が進めば更に火力支援も可能と選択肢としては、ナシではないという感じ(ただ、他キャラとの相性・育成難易度はトーマ同様ある)。

 ディオナは氷元素のシールドかつ回復も可能と一人で複数の役割をこなせるという点で貴重な存在。氷共鳴も狙えるというのは、会心率が欲しいエウルアには嬉しいところ。

 ただ、以前ディオナとエウルアを組ませることも多かった身としては、超伝導で氷元素が剥がれがちなこと、ディオナのシールド耐久・持続時間の都合上、祭礼の弓によるクールタイムリセットや頻繁なキャラチェンジが必須というのは注意点として挙げておきたい。

 

 個人的に、もし編成するならヒーラーは誰でもいいと思う。ただしディオナを編成するならヒーラーは彼女に任せるべし。

 ただ、先の③のバフ役の説明と関連して、ここで行秋、ベネット、そして珊瑚宮心海について言及しておきたい。

 行秋は誰と組ませても仕事をするが、エウルアとの相性ももちろんいい。元素スキル・元素爆発の効果には、実は中断耐性・ダメージ軽減もあるし、回復効果もある。何気に、ダメージ軽減効果はシールド耐久にもしっかり反映される。

 特に有用なのが元素爆発。エウルアの元素スキルと合わせれば簡単に凍結が可能となる。エウルアは大剣カテゴリなため、氷砕きで凍結を解除してしまうというデメリットはあるものの、戦闘中敵の動きを止めて仕切り直すチャンスをつくれるというのは見過ごせない。

 

 限定キャラの珊瑚宮心海はヒーラーとして、そして隠れたサポートとして編成することもできる。

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 心海の元素スキルは、その場に設置物(化海月)を召喚し範囲内の味方を回復&敵に水元素付与をしてくれる。実はこれがエウルアの回復&凍結要員に加えて、千岩牢固4セットの効果を発動させるのに適している。

 限定キャラの心海でなくとも。氷元素のヒーラーの七七は、氷元素共鳴の発動が可能+千岩牢固4セットの適正が高く、回復役としては屈指の性能と選択肢に入れてよいと思う。七七ならば、超電導を考慮しても氷元素を継続的に付与できる点で、氷元素共鳴や雪葬の星銀の効果を起動しやすいというのも悪くない。

 

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 まぁ困ったらベネットを入れれば回復もバフも何もかもそれで足りるのだが。

 

 とはいえ。エウルアを使う場合、余った枠に誰を入れるかというのは悩ましい問題。例えば、シールド兼回復役にディオナを編成、雷元素付与兼千岩牢固4セット要員としてフィッシュルを起用した場合、一枠余る。結論から言えば、好きなキャラを入れればいいと思う。行秋でもベネットでもいいし、シールド役をディオナ以外に求めるなら回復役でもいい。

 ただ風元素のキャラクターは注意。拡散は、物理耐性を下げることはできない(それを承知の上で他のメリットがあると思って編成するならOK)。他には、アビスの魔術師のバリアには注意。炎・水・雷は自身の氷元素で処理できるが、氷属性のバリアや氷スライムはちまちま物理で削る必要がある。

 

武器・聖遺物について

 武器

 武器は所持している中で一番強い大剣を推奨。

 冗談ではなく、本当に。各自が持つ武器の中から一番強い大剣をエウルアに捧げるべし。ただいくつか選択肢になり得るものはある。

 まず星5武器。限定武器の松韻の響く頃は除外して*3、恒常の狼の末路( OP:攻撃力)か天空の傲(OP:元素チャージ効率)を所持ているなら、是非とも装備させて欲しい。

 末路は、武器効果・オプション共に攻撃力を上げてくれる。私も所持しているため装備させているが、無凸の末路でもエウルアの攻撃力は通常時2700、効果発動時に至っては3000を超える。

 天空の傲は末路に比べると攻撃力は劣るものの、元素チャージ効率を確保できる上、やはり星5武器の攻撃力は貴重。よほどの事情がない限り、無理して星4武器を装備させるよりは星5武器がいいと思う。

 

 星4武器では、配布の古華・試作(OP:攻撃力)、雪葬の星銀(OP:物理ダメージ)、銜玉の海皇(OP:攻撃力)、天空紀行の課金で入手可能な螭龍の剣(OP:会心率)が候補としてしばしば挙げられる。

 個人的には、この4種を全て入手しているなら優先度は、螭龍の剣>銜玉の海皇>古華・試作>雪葬の星銀だと思う。ただ正直、好みで選んでもいい。

 

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 現に狼の末路入手前の私は雪葬の星銀(精錬ランク3)を使用していた。なぜかと言えば、一番カッコいいから。ほんとうつくしい……

 

 話を戻すと、螭龍の剣はOPが会心率かつ武器効果で火力を挙げられるという時点でエウルア(というより大剣キャラ全般)との相性がいいというのが一番の理由。被弾すると効果が消える等のデメリットはシールドである程度踏み倒せるから、やはり他人に勧めるなら螭龍の剣がベストかと。

 マグロ大剣こと銜玉の海皇は、星4版の狼の末路といった感じのステータスに加えて、元素爆発時の追撃とエウルアと相性がいい。通常ダメージ等も古華や雪葬とあまり差は出ない。ただ期間限定イベントでの配布であること、武器効果は元素スキル長押し時の追撃でも発動すること(=クールタイムまで元素爆発では効果が発動しない)、良くも悪くも見た目のインパクトが強いことに注意。

 古華・試作は安定択。通常攻撃の火力は雪葬に比べやや劣るが、汎用性が高いというのは大切。武器効果による追撃が物理ダメージ扱いというのは、地味に嬉しい。何より、雪葬と違い他キャラに融通できるというのもある。

 そして、雪葬の星銀。見た目は一番合っているし、OPが物理ダメージバフとエウルアとの相性もいいものの、逆に言えばエウルア以外ではまともに使いこなせる人がいない。更に、武器効果による追撃は雷元素付与状態の敵を攻撃する機会の多いエウルアにはやや相性が悪い、と若干かみ合わせが悪い部分もある。とはいえ、通常攻撃の火力は基本的に雪葬>古華。

 決して雪葬が悪い武器ではないということは、頭に入れておいた上で、いつか星5武器を手に入れたとき他キャラに使い回せる古華かそれが難しい雪葬かで鍛えるか決めたほうがいい。私は見た目で選んだが。

 

聖遺物

 候補としては、次の3つがある。

 

理想:蒼白の炎4セット

 

汎用:蒼白の炎2セット + 血染めの騎士2セット

 

妥協:蒼白or血染め2セット + 剣闘士のフィナーレor 追憶のしめ縄2セット

 

 順番に説明しておこう。

 蒼白の4セットの効果は、次の通り。

 

蒼白の炎

 2セット:物理ダメージ+25%

 4セット:元素スキルが敵に命中すると攻撃力+9% 持続7秒 最大2重 最大まで重なると2セット効果が2倍になる

 

 単純に言えば、エウルアで元素スキルを2回当てるだけで、物理ダメージ50%、攻撃力18%という破格のバフがかかる。

 しかし、その分4セット効果の維持に苦労する。まず無凸だと元素スキルの長押し時のクールタイムが10秒のため、元素スキル長押しを使用するならば元素爆発発動によるクールタイムリセットを利用しなければ4セット効果は維持できない。エウルアを2凸すれれば、短押し・長押し共にクールタイムは4秒となる。そのため、蒼白4セットは2凸前提といっていい。

 また実践では、敵があちこち移動する、地面に潜る、空中に逃げるなどで元素スキルをコンスタントにあてられないときもある。極めて強力な反面、立ち上がりに時間がかかり、維持にも気を使う、厳選が大変というのは覚えておいたほうがいい。

 

 そのためそういった面倒なことを厭うならば、蒼白2血染め2もオススメ。

 

蒼白の炎

 2セット:物理ダメージ+25%

・血染めの騎士

 2セット:物理ダメージ+25%

 

 一番の利点は、常時物理ダメージ50%のバフが得られるという点。凸に拘らず、有用なセット効果と言える。

 とはいえ、それでも片方の厳選が上手く行かないとか、血染めの騎士の秘境に行くのが面倒とか色々ある。そんな人向けに。

 

・蒼白の炎 or 血染めの騎士

 2セット:物理ダメージ+25%

 

剣闘士のフィナーレ or 追憶のしめ縄

  2セット:攻撃力18%

 

 

  物理ダメージ25%と攻撃力18%バフ。一見、そこまで強くなさそうに見える。が、サブOp次第で上記の汎用構成どころか理想構成に匹敵するステータスにもなり得る。

 例えば、下の画像。これは10月初旬時点でのエウルアのステータスだ。

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 このとき武器は星4の雪葬の星銀、聖遺物は蒼白2と剣闘士2。攻撃力は2100,会心率/ダメは70/116。やや会心ダメが低いことを除けば、十分なステータスだ。実際、このステータスでも当時の深境螺旋12層で星36を取得できていた。

 

 それに対して11月現在のステータス。

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 少し見えにくいところもあるが。武器は狼の末路、聖遺物は蒼白4。攻撃力2700、会心率/ダメは58/144。攻撃力こそ大きくあがったものの、会心率は-12%、会心ダメ+28%。

 そして火力だけ見れば、明確に蒼白4の場合>蒼白2剣闘士2である。

 ただこれは、星5武器を装備しているため、攻撃力が遥かに上昇していることの恩恵が大きい。例えば武器が星4の雪葬の星銀のままであったなら、確かに最終的には蒼白4の優位は揺らがぬとも、両者の差は縮まる。

 私もそうだったのだが、聖遺物の杯と冠部分で蒼白の炎に良いものがなく、逆に剣闘士のフィナーレなら優れたものがあるという場合には、素直にそちらを装備したほうが取り回し・火力ともに向上することもある、というのは頭の片隅に入れて損はない。

 例えば。今も私が装備している剣闘士のフィナーレの冠。

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 この状態で、杯を付け替えれば剣闘士の2セット効果が、蒼白4セット効果が発動するようになっている。その聖遺物がこれ。

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 剣闘士はサブOPで会心ダメージが31%もつき、一方で蒼白は攻撃力が21%つく。こういう場合、蒼白2セット&剣闘士2セットと蒼白4セットどちらが火力が高くなるかは一概に言えなくなる。

 

検証?:理想(蒼白4セット)と妥協(蒼白2剣闘士2)の火力

 以下では、武器を星5の狼の末路か星4の雪葬の星銀、聖遺物を蒼白2&剣闘士2か、蒼白4のいずれか、つまり4通りの組み合わせで氷の残剣(左)と元素爆発(右)の会心時ダメージを比較した画像を乗せる。なおかかるバフは基本的に、鍾離シールド+雷電将軍のスキルで、狼の末路のバフと蒼白4セットのバフもかけた上での計算。

 

 エウルアのステータスについて。参考までに上は雪葬+蒼白2剣闘士2で、下が末路+蒼白4のステータス。

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 まず、武器は雪葬の星銀+蒼白2剣闘士2。

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 氷の残剣が5万2000、光臨の剣が27万


次に雪葬の星銀+蒼白4

 

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 氷の残剣が5万、光臨の剣が30万

 

 更に武器が狼の末路+蒼白2剣闘士2

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 氷の残剣は6万6000、光臨の剣が40万

 

 続いて狼の末路+蒼白4

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 氷の残剣7万3000、光臨の剣50万。

 

 以上からは、末路+蒼白の炎4>末路+蒼白2剣闘士2>雪葬+蒼白4>雪葬+蒼白2剣闘士2ということになる。が、これはあくまで氷の残剣と光臨の剣のダメージを比べた場合であって、通常攻撃や使用感はまた別だということを頭に入れて欲しい。

 

 例えば、蒼白4セットはたしかに強力なものの元素スキルを2回当てない限り、バフは低く、立ち上がりが遅いという欠点がある。逆に、蒼白2剣闘士2は常に物理ダメージ25%と攻撃力18%が発動しているため、自身や敵の状態次第では通常攻撃の火力が蒼白2剣闘士2>蒼白4という逆転現象が起こる。

 要は、通常攻撃のダメージ期待値は4セット効果の起動した蒼白4>蒼白2剣闘士2>4セット効果未起動の蒼白4である。 元素爆発のダメージばかり気にしがちだが、エウルアは通常でもダメージを稼ぐキャラだ。

 また先の比較画像を見ると、武器の差・聖遺物の差は意外な程近い。

 組み合わせにもよるが、氷の残剣のダメージが会心時5万と7万、光臨の剣のダメージあ会心時30万と50万では、たしかに後者の方が強い。しかし、逆に言えば普通のプレイヤーならば、武器や聖遺物の違いは氷の残剣で1~2万程度、元素爆発でも10~20万程度の差に過ぎなくなる(値がおかしいがエウルアだと誤差の範囲内になるので……)。

 こちらにかかるバフ、敵の状態や耐性等でダメージは大きくブレるし、重視すべきは元素爆発そのもののダメージより通常攻撃も含めた総合ダメージだと思う。

 星5武器や蒼白4セットに加え、鍾離シールドや雷電将軍との組み合わせで50万近くのダメージも叩き出せるのはエウルアの大きな魅力。しかし、そういった武器やキャラ・聖遺物がなくとも、配布武器や無課金層でも入手可能なキャラとの組み合わせで十分なダメージは出せる。現に、雷電将軍以前は千岩牢固4セット装備のフィッシュルをパーティに入れて、武器は雪葬・聖遺物は蒼白2剣闘士2でも元素爆発のダメージ20万は簡単に出せた。

 個人的にエウルアはゲームの仕様や理解度が上がれば上がるほど、強さに気づくキャラだと思う。サポートとお膳立てさえすれば、物理で敵を片っ端から殴り倒せる、というのは大きな魅力。

 そして何よりも、普段ツンとしてる態度の割に面倒見がよくて優しい面を隠しきれないところとか、強気に見せてるが実は素の本人は穏やかで優しい声色をしていることがフィールドを歩かせたりしていると分かるというのが、実に氷元素キャラ特有の見た目と内面のギャップっぷりを醸し出していてたまらないので、君も是非ともローレンス家の女に貢ごう。

 

余談:私のよく使う編成

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 私が普段使い・深境螺旋でよく使うパーティ。エウルアを主役に、雷元素付与は雷電将軍、シールドは鍾離、回復役としてジンを採用。

 

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 先のパーティ考察では風キャラはオススメしないと書いたにも拘らず、ジンを採用しているのには理由がある。

 まずジンの元素爆発が発動時に回復+範囲内での継続回復であること、そして元素爆発発動の必要エネルギーが80であり雷電将軍と相性がいいこと、そして一番は6秒に1回使えるスキル風圧剣が会心時2万~2万5000は余裕で出せる上、発生粒子量も悪くないこと。 合間合間に風圧剣を撃つだけでDPSが上がる&エウルアには及ばないものの本人の通常攻撃も一発4000は簡単に出せるため、ジンの固有天賦による回復目的での殴りと物理アタッカーもこなせること(言うまでもなくエウルアで殴る方が強いので本当にオマケ程度)。まぁ一番は、騎士団長と遊撃小隊隊長であり、貴族の家系である2人を仲良くさせたいから以上の理由はない。

 もちろん微妙な点はある。このパーティでジンで拡散できる元素は、氷と雷のみ。それもキャラ性能の都合上、ジンは専ら雷を拡散することになる。おまけに回復なら先の千岩牢固適正のある心海、それに加えて氷共鳴も狙える七七もいる。それでもジンを入れるのは、深境螺旋での魔偶剣鬼のような大ボスでの事故を減らしつつ、エウルアで殴り続ける&ジンの風圧剣でのダメージ&回復を全て成立させられるためだ*4

 

 雷電将軍は、いうまでもなくエウルアが欲しいものを持っているため。恒常的な雷元素付与、元素エネルギー関連のサポート。なにげにスキルで元素爆発ダメージへのバフもある。鍾離→ジン→エウルアの順で元素爆発を発動させて、雷電将軍で元素爆発を使えば、簡単に三人の元素エネルギーをリチャージできるし、本人も火力を出せる。

 

 鍾離は、鉄壁&持続時間の長いシールドに加え、エネルギー40の元素爆発は会心時4~5万はザラな上、緊急回避や追い打ちに便利と優秀。とにかく殴りたいエウルアにはありがたいことから、採用。

 

 もちろん人によってはジンよりベネットの方がいいと思うだろうし、限定キャラの雷電将軍や鍾離を未所持な人も多いと思うから、あくまで参考程度に思って欲しい。ただ、パーティを組む際、誰を主役にするか・主役のキャラがほしいのは何か・それをサポートするなり足りないものを補えるキャラは誰かというのを考える一つの参考にはなると思う。

 私なら、エウルア本人で殴り続けたい(一々シールドのためにキャラを切り替えるのは手間だ)から鍾離を、同じ様に雷元素をずっと提供してほしいから雷電将軍を、万が一の回復に加え高頻度の元素スキルでDPSに貢献してくれるジンを、という感じで考えた。

 人によっては、それなら北斗なり行秋の方が……と思うだろうし、別の観点からキャラを採用するだろう。要は、その辺の明確な基準と理由を考えると火力なり使いやすさがあがるという話。

*1:例えば深境螺旋では無相の水や氷といった、無相シリーズが出てくることもある。この手の敵はコアが露出していないとダメージが与えられない。そういうとき、コアが露出している数秒間に最大限のダメージを叩き込むため、その瞬間エウルアの元素爆発を発動して(途中でキャラ変更をして強制的に光臨の剣を爆発させてでも)削り切るといった戦法は十分有効である。

 あるいはエウルアが氷元素耐性を下げられることに注目して、エウルアの次に重雲の元素爆発を叩き込むといった使い方もアリである。このように、無相の○シリーズを攻略するためにエウルアをピンポイントで編成する、他キャラとの組み合わせのためにサブアタッカー的に使うというのも決してナシではない。ただ最終的にはエウルア本人を極めてサポートするのが火力だけ見れば一番という面もある

*2: 4セット効果:元素スキルが敵に命中すると、周囲のチーム全員の攻撃力+20%、シールド強化+30%、持続時間3秒。この効果は0.5秒毎に1回のみ発動可能。この聖遺物セットを装備したキャラクターが待機している場合にも効果を発動できる。

*3:この武器もピックアップされると思われるが、個人的には無理に狙う必要はないと思う。もちろん強い武器であるが、胡桃にとっての護摩の杖のような破格の一択レベルではないため

*4:もちろん場合によっては、ジンを編成から外すこともある。無相の炎相手なら心海を、風キャラによる拡散が有効でない相手なら七七の方がいいだろう