苦雪のブログ

本やゲーム・映画についての感想を備忘録代わりに時折書きます。基本敬称略。

APEX LEGENDSシーズン5(ランクシリーズ4)ダイヤ帯到達

  APEX LEGENDSシーズン5(ランクシリーズ4)で、スプリット1・スプリット2ともに完全野良でダイヤⅣに上がることができた。結局ハンマーないまま野良でダイヤ帯にあがってしまったことになる。頑張れば強い人一杯の東京サーバーだろうと野良専門だろうと何とかなるらしい。APEXは立ち回りゲー

 

 

 

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 上記は、ダイヤ4到達時の画像。スプリット1での記録と照らし合わせると、ダイヤ4に上がるのに大体500試合はかかっているし、キルレも1を割っている。明らかに、実力が足りてない上、沼っているタイプ。一般的なプレイヤーが初めてダイヤ4を目指す場合、これくらい苦労すると思う。人によるだろうが、300~600試合は費やすのではないだろうか。

 ちなみに、これ以前の自分だが。プレシーズンにプレイして一度辞める(FPSはほぼ初体験)。シーズン3末に復帰、シーズン4でランクマをやりプラチナ4へ。ゴールドからプラチナへ上がるのはそこまで苦労しなかった憶えがある。が、それだけにシーズン5でのプラチナからダイヤへの道のりは沼った。ある意味、ほぼ初心者が沼ったおかげで成長に繋がったということだろう。

 

 以下の話は、上記のような明らかにダイヤ帯レベルの実力があるか怪しいプレイヤーのする話である。だが、それでも何か役に立つことはあるかもしれない。シーズン5のゲームバランスが前提だが、環境が変わってもある程度は通じる(であろう)話はできるし、それが誰かの役に立つかもしれないので(特にワールズエッジ[以下、WE]について。)、メモ代わりにランクマッチについて残しておく。だがあくまでも野良でランクマッチに潜る前提かつシーズン5時点での話である。

 

 めんどくさい方のために。味方を信頼するな・期待するな。自分でランクポイントを稼ぐべし。野良ランクマという選択肢を取る以上、味方の実力・立ち回りが常に不確定要素であることは考慮せよ。

 より具体的に言おう。

 

①降下をなるべく被せず、常にローリスク・ミドルリターンくらいの選択肢を取って、戦闘では味方と同じ敵を撃つのと(フォーカスをあわせる)、遮蔽物なしに身体晒して敵に撃たれ放題とかは絶対避ける。

 戦闘や漁夫を仕掛けるタイミングとしては、(1)残り部隊が10前後、(2)マップや安置の中央、安置への唯一の通り道付近ではない、近くに他の部隊がいなさそうな(漁夫されなそう)タイミング、(3)できれば相手がこちらに気がついてない(一方的に撃てる)タイミングが望ましい(あくまで望ましい)。

 

②こちらが相手チームを一人もダウンさせられないまま味方二人がやられている、中距離で遮蔽等もない所で味方がダウンした、交戦が長引いて漁夫が来た等、挽回不可能な程不利な状況なら自分一人でも引く(※ただ別部隊が先に見えてたならしつこいくらい赤ピン、まだ味方が逃げられそうなら少し引いて射撃等で味方の撤退を支援する)。

 

③パーティ等と違い、野良では「少し不味いかも」と思ったらすぐ仕切り直しか、撤退をするのがベター。VCでの情報共有や連携が不足する以上、時間的な遅れが生じる。その結果、パーティでは漁夫が簡単に追い返せても(≒キルポチャンス)、野良では部隊壊滅という場合が非常に多い。野良では詰みの三歩手前くらいで判断したほうがいい。

 

④信用できる人・合わせられる・合わせてくれる人と組めれば協力して頑張れ、ふざけた人と組んだり、少しでもまずい状況になったら自分一人のために行動しろ。理解している人は怒るどころかむしろ喜ぶ。怒るやつなんて気にするな。分かってないのは向こうだ。

 あと、味方がいわゆる雑魚死しても「ああそっか」で切り替えて流すべし。赤ピン連打とかビーコン連打してきたら舌打ちしてミュートした後に、今のは自分がしてはダメな動き・立ち回りと頭に叩き込め。

 

当たり前だが、上記のことは戦闘を一切しないとか、特段不利でもないのに敵を前にしたら常に一目散に逃走(逆に闘争もダメだが)とか、チャンスを見捨てるとか、非のない味方を見捨てていいことを意味しない。

 

 なお私はランクマにしろ、カジュアルにしろ野良でやる場合、味方に文句を言うなという話について、一般論としては同意する。が、あくまでも一般論として、だ。すなわち、確かに野良でやる以上、意識や立ち回り・実力の違う味方に対してはある程度折り合いをつけて流すことは必要だ。しかし、それはふざけた立ち回り・間違った動き・甘えた戦法・撃ち合いの弱さへの免罪符ではない。故に、(多分に結果論であるとしても)野良の人の良くない立ち回りに対してははっきりと「ダメ」と言うべきだ。むろん、私自身に対しても「今の立ち回りはダメだ」と省みることは当然である。ダメなものはダメと言わなければ、一生改善されない。バッドマナーな行為などは言うまでもない。少なくとも私はそう考えているということはご了解を。

 分かりやすく言おう。「即降り武器ガチャ運ゲーしといてランクポイント稼げないと言ってる人とか、漁夫に行くのはイイけど今まさに目の前で戦闘続行中に漁夫に行ったり複数部隊が待ち変えてるのに参加しに行って全滅してるんなら、そりゃダメだよ、と言うべきでしょ?」。そういう類の話だ。

 

(追記)2020/10/20:シーズン6以降を踏まえて、何箇所かに追記。

 

 

 

 スプリット1については、前回記事参照。

 

bitter-snowfall.hatenablog.com

 

 

 一応、証拠がてらダイヤⅣ到達時のスクショと戦績を貼っておく。

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 キルレート0.78。まぁこんなものだ。そして2000ハンマーすらない。ハンマーなくても立ち回りとか頑張れば敵が強いと噂の東京サーバーだろうとダイヤ帯は行ける。

 

 

野良の利点? ~未熟なパーティ以上、熟練パーティ以下~

最初に、パーティではなく野良の利点というものについて。しばしば野良に文句を言うならパーティ組め、野良よりパーティ組め的な話を聞くことがあると思う。結論から言えば、この手の話は半分正しくて半分間違い。

 前者については、ここでは多くを語らず、「そうは言っても、度を越した暴言とか文句ならともかく、指摘しなきゃいけないこととか、不満くらいあるだろ」だと思う。

 後者について。いわゆる野良よりパーティ論だが、これは正確には「個々の実力が一定以上あり、連携が取れる人同士で組んだパーティ>野良>実力と連携の伴わないパーティ」と言うべきだ。

 そんなの当たり前かもしれない。しかし、パーティというのは、互いの実力が伴わず、連携もあまりでいない人同士で組んでも意味がないのだ。

 パーティを組むということは、ゲーム内であれ外部アプリ等であれ通話をしつつ、ゲーム内音声で足音や銃声を聞くということになる。まずこの段階で、①パーティメンバーとの意思疎通、②ゲーム内で音を聞きながら行動をこなさなければならない。必然的に、基本一人で音を聞きながら、時折味方のピンやマップ上での立ち位置を把握する野良とは難易度が上がる。

 それに人間であるから雑談もするし気心がしれれば、「味方に対する甘え」も出てくる。若干オカルトの域かもしれないが、そこでミスが生じることもある。あとは味方を助けたいという思いから無理してバナー回収して全滅ということがより起こりやすいかもしれない。

 今挙げた点は、熟練者からすれば何を言うのかレベルかもしれない。しかし、一般レベルでは意外とこのレベルで違いが出てくるのではないだろうか。そういった階層では、「パーティ組むより野良のがポイント盛れる」現象が起こりえる。例えば、偶々野良で組んで上手く行った人3人でランクマを回したとして、VCのあるなしで何回か試してみたら、最初のうちはVCありよりなしのほうが戦績が良かったり……なんてことはあり得るだろう。

 もちろんそういった段階から「連携のとれるパーティ」まで練度を高めていくのが必要だ。しかしこれはこれで大変な道でもある。VCとゲーム内音声が飛び交い、脳の情報処理が追いつかなくなりそうな中、連携をするというのは大変かもしれない。

 更にパーティ内で実力が一定程度近ければいいが、余りにも差があればこれはまた大変だ。ダイヤ4・プラチナ2・プラチナ1とか、ゴールド4・ゴールド2・シルバー2とかならいいにしても、マスター・マスター・ダイヤ4とかは実力が偏りすぎて、ダイヤ4が足を引っ張る的なことになるかもしれない。

 こういった点があるため、自分は「野良よりパーティ」的な話には留保付きで考えるべきだと思う。「ただし実力と連携のとれる人との……」くらいに思うべきだ。そうでないなら、組む意味がない。そして世の中、そういった人々ばかりではないし、良くも悪くも個人個人が各々の判断で動ける野良の方がいい場合もある、といいたい(案外、VCを繋がないで擬似的に野良パーティを組むというのも一つの選択かもしれないが、それはそれでパーティとしての練度を高める方に向かうべきだと思う)。

 

今のワールズエッジ(WE)は難しい?

 なおダイヤⅣに上がるまでかかった時間だが、プラチナⅣ到達(7月2日)→プラチナⅢ(7月13日)→プラチナⅡ(7月19日)→プラチナⅠ(7月23日)→ダイヤⅣ(7月26日)。
かかった日数はそれぞれ11日→6日→4日→3日。やっぱりⅣ脱出が一番大変。現時点(7月27日時点)で、ランクシリーズの残り日数は20日程。それでも残り日数が10日前後だったスプリット1よりは、早くダイヤ帯に上がっている。多少は強くなったのだろう

 ただかかった時間としてはそうでも、実感としては前スプリットより難しいという印象も拭えない。スプリット1でのキングスキャニオン(以下、「KC」)と比べて、現環境のWEには次のような印象も抱いた。

 

・漁る場所は、KCよりは多いがシーズン5からの新KCとの格差は相対的に減り、少し多いくらい。

・全体的に、残る部隊数が多いのは変わらず(シーズン6になって益々残り部隊数が増えていく感じがする)。

・しかし、WEはKCと比べ、①見通しの多い平原・射線の通りやすい箇所・リング収縮時に部隊が密集する箇所が多い、②新KCと違って、逃げにくい・隠れにくいと感じることが多い。KCも、バンカー・ケージ・収容所・マーケット一帯のマップ中央で渋滞起こして漁夫地獄な展開が多い。

 

 スプリット1の頃なら部隊の誰かが欠ける・漁夫が来たという場合、割と簡単に逃げる隠れることができ、リカバリーが効きやすかった反面、WEはリカバリーが効きにくい印象。

 特に厄介なのが、WEはマップの中央を通らざるを得ない状況が多すぎること。

 具体的には、フラグメント・列車庫・ハーベスター周辺の見通しが広くて、遮蔽物も少なくて・道も狭いあの一帯。あの辺りを早めに抜けないと渋滞起こして詰む展開が多い。

 なので、攻略法としては早めに動いて強ポジを確保しかない……のだが、野良でやるとその辺りが難しい。半分とまではいかなくても3割~4割位の人は、ゆっくりと漁ってギリギリで安置に入る傾向があるのだが(もちろん、それは状況によるため必ずしも悪いことではない)、今の環境では不利になりがちだと思う。

 後は、逃げる・隠れる方法だが。隠れるのは、最悪なんとかなる(岩陰・死角など探そうと思えば案外あるし、何度も「お前今絶対俺のこと気がついてたろ?」瞬間があるが、案外バレない。それどころか、迂闊に隠れ場所に入ってきて安心している敵に背中から撃ってキルポ稼げたことがある。美味しい)。正直陰キャでポイント稼ぐのが得意な身としては、他のプレイヤーがハイドするのも、ハイドを狩るのも下手なのが解せない。だが逆に逃げるのは案外難しい。特にWEは敵もしつこく追ってくる。本当にストーカーレベルで追ってくる。

 

レジェンド選択

 スプリット1では割と自由に自分はレジェンドをピックできていた。実際、ブラハ・ジブ・レイス・コースティック・ワトソン・ミラージュ・レヴナント辺りから、臨機応変に選択していた。

 しかし、スプリット2では自分の中ではそれなりに使っていたブラハ・レイス・ジブ・ワトソンではポイントを盛れない現象が多発した。

 もちろん、それにはある程度の理由もあるだろう。ワトソンはウルトが90秒で壊れるようになったことは大きく、環境から姿が消えた(本当に今の環境では見ない)。コースティックももともとWEではそこまで……だったがスプリット2移行時のアプデで使用者が減ったと思う。

 当初自分は、レヴナントが環境に増えることを予想して、ワトソンのフェンスはアリなのではと考えて使っていたが、実際にはそうそう上手くいかないと判明した。とにかく、レヴナントのウルトで漁夫られたり、HP有利をつくられたりがしんどい。

 ではブラハ・レイス・ジブは……というと、一つには自分がキャラのポテンシャルを引き出せていないというのはあると思う。特にブラハとジブの場合、現WEでは上手く連携が取れないと(ブラハならスキャンとウルトのタイミング・撃ち合い、ジブならドームを切るタイミング)難しいのはあるのだろう。

 ただ思うに、今の環境ジブとレイスでは逃げ切れない場面が多いのではないのだろうか。先述のように、WEは射線の通りやすい場所が多いし、敵もやけにしつこく追ってくる。レイスの虚空・ジブのドームを切っても、敵から逃げ切れない場面が自分は多発した。特に、ジブ。

 そのため、スプリット2でのレジェンドピックで自分は、①不利な場面から立て直す(リカバリーができる)こと、②味方へのカバーや連携もできること、③強力なカードを持っていることの3つを考慮することにした。

 特に重視したのは、①。不利な時(不利位置・漁夫・袋叩きetc)敵からいかに逃げられうか・ソロになったときでもリカバリーが効くかどうか。その点を踏まえ、ブラハ・バンガロール・オクタン・クリプトの4人を候補とした。

 まず、ブラハはパッシブとスキャンにより敵の位置をある程度把握できるから、逃走・ハイド・味方との連携もこなせるし、ウルトは戦うことも逃走にも使える。しかし、個人の技量や腕に依存する面が強いのが不安要素。

 オクタンは移動速度上昇という点で、ブラハ以上。しかし索敵能力に乏しいし、戦闘では個人の技量や腕前次第というのがブラハ以上に響いてくる。

 逆にバンガとクリプトは、良いと考えた。まずバンガはパッシブの駆け足が基本は逃走に使えるし、状況次第だが横展開・射線を増やす・裏取りにも使える。スモークは説明不要で、射線を遮る・逃げる・漁りに使えるだけでなく、遠くの敵に撃って周りの部隊に敵の場所を教えるとか、逃げる方向とは逆にスモークを撃つなどスモークで敵を誘導する、という使い方もできる。そして、ウルト。リチャージ時間が長いことを除けば、優秀この上ない。ジブと違って、鉄壁は持たないがヒットボックスが優秀だし、小柄属性でもない。個人で戦うことも、味方を援護することもできる点でバンガが良いのではないか、と考えた。

 次に、クリプト。ドローンでの索敵・ウルトの性能・ヒットボックスの優秀さによる撃ち合いの強さ・バナー回収・置ドローンによる小技、と隙がない。ただ、ウルトで自爆する可能性はあるし、ドローンを使う以上、味方から遅れるリスクもあるという難しさはある。(ラジコン操作ばかりするクリプトはダメ)

 これらの点から、自分はバンガをピックすることを優先し、味方がバンガをピックしたらクリプトを選択することにした(クリプトもとられたらジブかレイス)。

 結果的に、自分の場合はこの選択で正解だったと思う。

  もう少し一般的な話をすると、今の環境(※シーズン5)はレヴナントが多くてワトソンが少ないため、ジブとバンガのウルト(爆撃)が刺さる場面が多いと思う。この二人のウルトはレヴナントのウルトに対してカウンター足り得る。単純にダメージになるだけでなく、視界を遮る・距離を取れる・時間を稼げる点で有効なのではないだろうか。特にバンガのウルトは相手に対して、ダメージ・移動速度低下か、退避(または立ち往生)かの二択を強いることができるのでアリだと思う。

 それと、レジェンドのアビリティやウルトは積極的に使うべきだと思う。前シーズンのレヴナント、今シーズンではスプリット1の頃はローバ、スプリット2ならライフラインが来ることが多いが、アビリティやウルトを使わない人が結構いる。特にライフラインは味方の体力が減っているのにドローンを使ってくれないと困る。

 

武器について

  基本的には、スプリット1とは変わらないが、片方がR-99かブラウラ-(ほとんどR-99だった気もする)、もう片方にARというパターンばかりだったと思う。

 R-99とブラウラ-については説明不要。次にARだが、R301・ヘムロック・G7・フラットラインの順で優先した。

 理由としては、G7で撃っても敵が避けるのが上手い・すぐ隠れるせい(カジュアル行くと明らかに違う)で、全然当てさせてもらえないパターンがあり、ある程度の近距離戦を考えて、万能のR301かヘムロックを優先したというのがある。フラットラインも強いが、中距離での反動の大きさ(対策としては単発撃ちが強いのでアリ)がネック(それでも普通に使いまくった)。

 後は、トリプルテイクに2倍か3倍スコープを付けて、全距離対応マルチショットガンとして使う場合があった。本当に偶にだが。それにしても自分は2-4倍スコープが苦手だ。あれはほんと見づらいし、当てにくいと思う。

 ハボックは相変わらず近距離での暴力的な火力を持つが、反動のデカさから中距離では使いにくくなり安定性に欠ける場合も増えた。それでも近距離では暴力的だけど、皆持たなくなったからエネルギーアモが足りない。

 まぁ武器については、スプリット1からあまり変わってない。いくら強い武器持っていようと、遮蔽物もないのにホイホイ突っ込んだり、自分から2~3on1挑むに行くなら箱確定。極論相手が紫アーマーandマスティフなのに、こっちはモザンビークandP2020ということもある。そんなときは退け。漁夫や状況で勝負するかしないか決めろ。

 

 

心構えのようなもの

 自分なりにランクマについて調べていた時、ほとんどは初動安定~中盤以降(10位以内)本格的にという方針の人が多いように思った。ただその中で、逆に序盤から(初動を被せてでも)積極的にキルを狙うという方針を書いてある記事を見たことがある。

 それを(私なりに)要約すれば「初動安定させてアイテム集めても0キル10位くらいで終わったらムダ! 味方の実力も分からん。最初に信頼できる味方かどうか味方の実力を見極めて、最初からキルポ稼いで高順位に入るべき。だから開幕直下降り・初動被せもしよう」というようなことを書いてあった。

 なんていうか(それも個人の考えではあるにしても)すごい自信があるんだなと思った。パーティ組んでいたり、余程自信があるならまぁ理解できなくはない立ち回りだ。だが、付き合わされる側を考えていないんだな、とは思う。信頼できる味方かどうか見極めるために敢えてリスクを採るような立ち回りに突き合わされるのは溜まったものではないし、そんなことを言う本人は常に自分は強い側で、自分が味方の実力を測る立場だと思っている。カジュアルにしろランクにしろこういう人が最初にダウンしていく

 強い人は常に強いわけではないし上手くいかないときだってある。あまりキルやダメージを出さない人だとしても、それ以外がしっかりしているという場合もたくさんある(味方をよく見る・カバーがうまい・ピンなどでの判断、情報共有がうまい等)。物資が十分ないから上手く動けないのかもしれない。

 自分もランクマで「うわぁ……」と思うことは多いが、それは全体で言えば2割くらい(大体ピン刺さずに突っ込むか状況も考えずに動くか、ダウンして助けて連打・箱化してピコンピコンとか。とにかく状況考えてない系)。後の8割のうち大部分は、概ね平均的なレベルの人たち。強い時もあればうまくいかないときもある。だからアイテム渡すなり協力するなりが必要(そして極稀にいつでも強い人がいる)。そしてそういうのを把握するには、初動被せて降りて武器とアーマーガチャゲーするのでは分からないものだ。ぶっちゃけ高順位さえ取れればキルポは後からついてくる。無理にリスクを背負う必要はない。

 ただ一つ。開幕JMを譲渡してきたりする人(プラチナⅢ以降はかなりの頻度でいる)、ダウンor箱でピコンピコンする人には注意した方がいい。前者は「自分はどこに降りるかとか降下中に周り見るとか一切考えません」、後者は「自分は残った味方が今どんな状況か考えません」と自ら宣言してる人な可能性が高い。前者は降りてから次第な場合もあるが、後者については黙って見捨てるかミュートしていいと思う*1

 もちろん、大抵の場合はそんなことにはならない。結果的に負けたとしても、それまでに納得できる理由があれば、野良の人を責める気にはならない。例えば、結果的に返り討ちにされたり漁夫にやられたとしても、中距離で1人をダウンさせたとか、キルポ稼げそうなタイミングだったとか、その場所に行かざるを得ないという事情があれば、結果はダメでも納得はできる。結果はともあれ、判断するにあたっての根拠があれば、その判断自体を100%悪いと責めてはならない。結果的にうまくいく・いかないというのにはある程度運や他の部隊の動きとかも絡む。

 逆にダメなのは、どうしようかなぁ・どうしようかなぁとマゴマゴもじもじして負けるとか、特に考えずになんとなく目の前を進んでいくとか、なんとなく撃つとかだ。まず早めに動くなり決断するなりが大事。リング収縮などの時間は限られているのだから、早めに動かないとリカバリーもきかない。結果的に間違っていても、時間に余裕があれば何とかすることもできる。

 

 もう少し具体的に言うと、無理をする必要はないのに、リスクをとってリターンの薄いことをする人がいる。

 例:溶岩溝から試練間の一帯が安置になったとき、溶岩溝側からのルートが地形や壁で塞がれていた。しかも溶岩溝側は敵が先程通ったばかり。逆に試練・スカイフック・掘削場側は見通しが良い場所で、前後左右を警戒しやすい上、敵が通っておらず余裕で通過できる。

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再現として。大体赤丸の範囲が安置。南端部分が岩のせいで分断されている(多少ダメージは受けるがギリギリ通れなくはない)


 この状況で、自分は北東の掘削場側からの移動を意図してピンを刺した。しかし、味方のワトソンとコースティックが何故か敵がたくさん通ってった北西の溶岩溝方面から安置に入っていった。これは本当に理解できなかった。そちらからは銃声もたくさんしているし、さっき敵が通ったことは明らかだし、おまけに地形と壁で安置が塞がれている以上、「こちらが通るにはある程度ダメージ覚悟な上、逃げにくい」というデメリットがある。逆にこれは、地形で分断されている箇所をガスとフェンスで塞いでしまえば、後ろをカットしたまま次のラウンドまで確実に生き残れるという理想的な状況だった。

 にもかかわらず、ワトソンとコースティックは不利な選択をした。案の定と言うべきか、すぐ撃ち合いに巻き込まれた挙げ句、逃げもせずダウン。その時点での残り部隊数はたしか7。キルポが欲しかったのだろうか。それにしても、ハイリスクローリターンすぎると思う。

 自分は、ワトソンとコースティックを無視して掘削場側から進行。地形の陰に隠れて息を潜め、次の収縮まで待機。収縮した瞬間、バンガのウルトを投げて、突撃。一人仕留めた。その後は、2部隊の間に挟まれる形に追い込まれてしまい負けたが、それでも3位1キルで終わりポイントはプラス。もちろんこれは結果論だが、ワトソン・コースティックの選択よりは自分の選択の方がリスクは少なくリターンも見込めたとは思う。

 まぁ正直、これはまだマシなレベル。場合によってはワトソン・コースティックの選択のほうが正しかった可能性はある。

 野良ランクマッチで最も重要なのは、自分の判断(とその根拠)に従って行動すれば、少なくともRPマイナスにならないor最低6位くらいまでは入れるはず、と確信できる程度の実力・勝負勘をつけることではないだろうか。今ここは仕掛けるべき(べきでない)、ここに隠れれば安全に順位あげれる……といった感覚は場数と経験から来る知識がないと磨けない。

 あと先に死んで箱になったら残った人が余程アレでなければスマホでも見ながら観戦したほうがいい。何かと勉強になる。その時間が惜しいから、次のマッチに行く? すぐマイナスのポイントなんて取り返せる? そもそもポイントをすぐ取り返せる人は普通すぐ死なないし、最後まで生き残る側だ。

 あと漁夫の判断について。銃声が聞こえたら全力でそっちに走る人は多いが。みんな同じこと考えます。自分は漁夫する側=賢い側と思ってはいけない。狩られる側だ。一旦様子見て、漁夫の漁夫くらいまで待ったほうがいい。このゲームのランクマッチは生き残ってポイント稼ぐゲームです。アイテム集めて楽しいね~なゲームでも、無理攻め・無理立ち回りして負けたけど楽しいね~なゲームでもない。他人を巻き込むな。

 面倒くさい人のために。

・安置遠いなら早めに移動。ウダウダ漁ってんじゃない。

・安置内ならさっさと強ポジとれ。時間無駄にすんな。

・ピン刺せ:仲間はお前の人形じゃない。せめて協力する意思くらい見せろ。

・アビリティとウルト使え:特にリコン系キャラの調査ビーコン、ライフラインの回復とかを使わないのは舐めプ。勝気あんのか?案件

・頭使って戦え:前に突っ込んで箱になるだけなら猿でもできる。人間として戦え。

・「助けてくれ」とかビーコンピコンピコンするな:人として最低限のマナーは守れ。あと友達と一緒にやってる感じのDuoでランクマッチに来るやつ。野良が気に食わない(ex.相方のビーコン回収しないorリスクを避けて慎重に立ち回る)から味方を殴ったりアイテム要求連打する奴らいるけど、いますぐゲーム辞めたほうがいいレベルの最低の行為だから絶対にするな。晒されても文句言えんぞ?

 

余談という名の愚痴

 WEランクマにも変な人はいる。先程、2割位「うわぁ……」と思う人とマッチする、と書いた。以下ではそれについて書く。要は、愚痴だ。

 たとえ割合は少なくとも、ランクマッチを百戦以上すれば、ピンも指さずJMでもないのに単独降下して、赤ピンも指さないで勝手に箱になった後、バナー回収ピコンピコンだけは上手なプラチナⅣとかすっごいたくさん見かけることになる。ほんと戦うなり逃げるなりしてるときのピコンピコンはダメ。殺意が湧く。オプションから「部隊」でミュートできるが、それでもこっちが手間かかってる時点でダメ。PS4壊れろ

 後は、スカイフック降りたら勝手に試練行ってプラウラーに殺される奴もいた。せめて、何かしらの意思表示はして欲しい。というかなんでしないの? 

 一番ひどかったのは、たしかプラチナⅢにギリギリあがれそうだった辺り。開幕展望に降りて一人建物を漁ってて金アーマー拾ったら、それまで遠くで固まって漁っていた野良のレヴナントとコースティック(両方プラチナⅣ)が、ひたすら自分(ジブ)を殴ってきたり、ボディーシールドが要るとか連呼したり、赤ピン連打・アビリティ無意味に使い自分にぶつける、その上勝手に移動して接敵してるのに赤ピンは刺さないなんてことをされたとき。おまけに試合後二人して招待連打。2ptである。さすがに理不尽すぎて凹んだ。なんでPS4版通報機能ないの?

 この際だから、言っておくと、金アーマーはレイスにあげるとか(正直今の性能なら誰でもいいとは思うけど)、金バックパックライフラインとかジブ・ミラージュにあげるとか、なるべく味方のバナー回収を心がけるとかそういう気持はある。だけど、それまで沼みたいな行動してたり、無意味に凸ったりした挙げ句、自分を味方が助けるのは当然とばかりにピコンピコンしたり、金アーマー寄越せと味方を殴るのは最低の行為だと思う。ランクマッチでは前者に頻繁に遭遇するが、一番大事なのは生き残ってる味方の判断。ランクマッチでは、ダウンした時点で優先順位が下がること・最悪見捨てられることは当たり前だと思う。

 ダウンしたときに必要最小限の赤ピンとか味方の盾になるとか、「俺を見捨てて安置行って!」目的のピン以外は基本邪魔だと思う。ましてや「助けて」連打・赤ピン過剰の連打は、まだ生きてる人への大迷惑。邪魔すぎて俺がお前をキルしてやりたいくらい。いわんや箱になったときのピコンピコンなど利敵行為だ。少なくとも自分は、ダウンor箱の時点で、まだ生きてる味方のことを考えるとそんなことはとてもできない。というか基本は助けたい!と思っていても、「助けて」連打とかピコンピコンされると逆にバナー回収とかする気がなくなり大体無視してる

 こういうのを見るたび「自分が特別だと思ってるのか?」(byレヴナント)とかそういうセリフをセリフホイールから選びたくなる。敵に聞かれるかもしれないから、やらないが。

 ただ一応言っておくと、オンラインゲームでは、自分に落ち度はなく相手が100%悪いという発想の人がたまにいるが、それは論外。オンラインでやる以上、どちらにも理があり、どちらにも落ち度があるものだ。

 あるとき、ランクマで初動で敵と被ってしまい、堪らず逃げたが逃げた先にも敵がいて結局自分はアーマーなし。回復アイテムもなし。武器は一丁だけ。とりあえず更に逃げようとした更に3つ目の部隊がいて倒された。味方二人は逃げず、そのまま真面目にその敵と戦い負けた。次のマッチに行こうとしたら、PSNでメッセージが「真面目にやれや」と。ファンメである。もちろん黙って通報したが、このメッセージを送った人は、自分に落ち度はなく相手が100%悪い(真面目にやってない)という発想なことが分かる。後、この手の人間は礼儀知らずなためか、ほぼ敬語を使わず、変な関西弁を使うようだ。

 野良でランクマッチをやってると、「うわぁ……」な人組むことはあるし文句の一つや二つは言いたくはなるとしても、相手が100%悪いと決めつけて実際にファンメまで送るのは論外。上の状況で言えば、序盤・敵と被っている・逃げた先に敵がいる・味方のアーマー、武器、アイテムが乏しい・複数部隊がその場にいる・味方がやられた後逃げるか、戦うかという色々な複合要素がある中で、その人は「真面目に戦えや」と100%相手が悪いかのように責めてきたわけだ。それは絶対にダメ。

 

おわりに 

 一応のまとめとして、特にWEのランクマッチについて大事なことを。

・大前提:早めに安置入って、強いポジションを確保して、むやみに撃ちまくるのではなく、時に気配を消しておくことも重要と覚えておくこと。

・リスクを避けよ:KC以上に、凸は慎重に。迂闊に突っ込むと大体ダウンさせられる。ダウンさせられるのを避けろ。基本は、高順位に入ってからキルポを稼ぐ。ダイヤⅣ昇格までは、リスクを避けて立ち回るほうが結果的には早くランクは上がると自分は考える(もちろん、チャンスと思えたら序盤から戦闘を仕掛けるのはアリ)。

 ※ダイヤ帯以降は、序盤にキルを稼いで高順位へ、の方が安定するかもしれない。ただカジュアル・ランクマ問わず即降り・敵に被せて降りる人が一番最初にダウンしているのを見ると、やっぱり不用意なリスクを取りたくないし(それに突き合わされたくはない)、それは当の本人は良いのかもしれないが同じパーティの味方のことをあまり考えてないのではないか、と思ってしまう。

 

 最後に、自分の立ち回りについて。自分の立ち回りは基本引き気味だ。自分はそこまで撃ち合いが得意ではないと思う。だから基本は引き気味で戦い、不利と感じたら味方を見捨てて順位上げを選ぶ。逆に、敵のアーマーを割ってこちらは体力有利・敵が一人ダウンとかのときは即突っ込んでいる。

 その代償とでも言うべきか、自分はランクマッチではダメージは基本出せないタイプだ。ポイントがプラスになる試合は基本1~2キル500ダメとか、1位かつキルアシ最大(つまりプラチナ帯では189pt)でも1000ダメ前後のことが多い(カジュアルに行くとキル数もダメージ数も明らかに変わるので、やはりランクマ故か)。慎重になりすぎてチャンスを逃しがちでもある。それらは自分の反省点だと思う。逆に、不要なリスクを避けつつ、ある程度(そうあくまである程度)の有利不利・引き際・攻め時の判断ができ、逃げ方・隠れ場所も分かっているというのは、自分の長所だと思う。間違いなく、野良でやり続けて、次はどうするかをその場で判断して即実行できるように少しはなれたと思う、野良でやる場合、そういう戦い方・ランクの上げ方も有効だとは思う。

 とりあえずしばらくはカジュアルに引きこもり、偶にダイヤ帯でランクマッチに行くことにする。ダイヤⅢ以降のマッチに興味はあるが、たぶん無理だろう。次シーズン以降はダイヤ帯を目指すつもりは今のところはない。せいぜいプラチナまで上げるくらい。よく言われる、「大抵の人が野良でいけるランクの限界はダイヤ」という話を、少なくとも(運も含めた)自分の実力で達成できたので満足だし、強い人・上手い人とマッチングして戦えたり、そんな人から招待送られたりした瞬間は最高だった。何だかんだランクマッチは楽しめた。でも正直プラチナⅣ辺りが一番ストレス溜まるからもう野良ランクマとか勘弁

 最後に、野良でランクマッチを目指す方へ。ランクマですら、カジュアルでよく見かけるひどい立ち回りをする人は大勢いる。JMでもないのにあそこへ行けと激戦区へピン連打して、無視したら怒って単独降下とか。まぁその手の人はルールも分かっていないので、ダウンしたり箱になると即抜けすることがある。つまり敗北免除がつく分、役に立ったと割り切れる。

 しかし大抵の場合、意味不明な突撃・不利位置で特攻……といった味方に対して迷惑な行動をしてくる人に限って、しっかりリスポーン受付時間いっぱいになってから即抜けていくもの。後に残された味方は人数不利確定。おまけに物資や周囲の状況も大抵は劣悪。

 ランクマッチでは、他人のランクポイントがマイナスで終わるかもしれないことを考えないで、自分だけ・自分が良ければそれでいい思考の人に出会うことは少なくない。カジュアルでもよく見かける意気揚々と即降り・激戦区に降りたのに、大して敵にダメージも与えられず接敵1秒で真っ先にダウンした挙げ句、抜けていくようなダッッッサイ奴。似たような輩はランクマッチにもいる。まぁ、カジュアルなら自分も抜ければいいかもしれない。でもランクマッチではそれができない。正直、真面目にやろうとする人が損をしがちなシステムだと思うが、それでもルールがそうな以上、それで頑張るしか無い。心を強く持って頑張ってほしい。

 APEXは立ち回りゲー。立ち回りさえ覚えれば、勝てる確率はあがる。それが分からないヤツのことなど無視しろ。

 

 

 

*1:シーズン6ではダイヤバッジをつけているのだが、JM譲渡されることが目に見えて増えて2~3回に1回は譲渡される。かといってこっちの指示に従ってくれるかと言うとそうでもない。JMめんどくさいし適当に他の人に任せて、戦闘もとりあえず射線とか遮蔽物考えませんな人は多い。正直イラッとすることが多いが、ダイヤバッジ外せば余計酷くなることは目に見えてる