苦雪のブログ

本やゲーム・映画についての感想を備忘録代わりに時折書きます。基本敬称略。

勇者環境の振り返りと烙印環境での@イグニスター:マスターデュエル

 

 いつものダイヤ1。毎月書いているものの、さすがにネタ切れ感が出てきた。

 

 

 

勇者環境の振り返り

 まず今回ダイヤ1に登ったのは、9月7日。

 

 プラチナ5からダイヤ5までは、25戦21勝*1

 ダイヤ5からダイヤ1までは、66戦39勝。ダイヤ5から4が26試合*2、3から2が10試合*3、2から1が11試合*4

 

とりあえず、天威勇者系の高いシェア率と、(勇者なしの)天威相剣、勇者十二獣系といったタイプのデッキが目立った。そこを罠系やイビルツイン、ふわんだりぃず、あとは若干のヌメロンやカグヤといったところか。厳密に言えば、一口に天威勇者や勇者十ニ獣といっても様々な構築があった。ダイヤ2から1までにあたったのは全員焔聖騎士でハンデスしてくるタイプのデッキだったし、勇者十二鉄獣と出会ったのはダイヤ帯下位であった。

 とはいえ、環境全体の分布は、先月~デュエリストカップとさして変わりばえしない印象。なのでデッキも先月から全くいじっていない。

 

bitter-snowfall.hatenablog.com

 

bitter-snowfall.hatenablog.com

 

 

 烙印融合などが収録されたパックが発表されたのは登頂後だった。そちらについても、現状試行錯誤中である。今のところは来月もこの構築で進めるべきか?という考えでいる。9/30日以降、勇者系が減るかどうかが気になるところだが……。

 

烙印系デッキについての所感

 烙印系デッキについては、基本的にダイヤ1での対戦した範囲でしか言えないため、本格的な考察は来月以降になるかもしれない。なにより、この記事を書いている時点で、9月30日以降の追加の禁止制限リストが発表された(なお公式サイトやTwitterには本校執筆時点で掲載されていない。本当にそういうとこだぞ運営)。



 ハリファイバー禁止、水遣い制限……思ったよりもはやく天威勇者系に止めを刺しに来たと見える反面、勇者関連のパック販売が終わり烙印系を売り出すためのリミットな感じは否めない

 デュエリストカップ(DC)のあとに来たリミットと、どちらが本命だったのかは気になるところだが、いずれにしても以前と比べて腰の重さが解消された(ように見える)改定頻度については、安心できる。今後は1~2ヶ月改定になるのなら大歓迎だ。

 群雄割拠や御前試合といった明らかにエルド系を見据えた規制強化も(以前からの予定だったのか、改めてのレギュレーションなのかは不明だが)、順当ではないだろうか。それ以外は緩和だが、個人的にレッド・リブートとパンクラトプスの準制限も併せて、ある程度は後攻にも勝ち目があるように配慮した改定と受け取れる(ただし、もっと早くやっておけという思いは否めないが)。

 

 @イグニスター的には、烙印系デッキの台頭に伴い、ヌメロンやカグヤ、LL鉄獣辺りの数がまた増えるのではないか、というのが気にかかる(鉄獣はLL型ではなく、烙印型かもしれないが)。

 天威勇者環境は、誘発をグリフォンでとめられたり、勇者をとめてもハリファイバーを通されるというクソゲー感に嫌気がさす時期だったのは確かだが、その反面でジ・アライバルを着地させられれば勝ちやすい環境でもあった。

 そこに前回の抹殺の指名者の制限化、今回の烙印系とそれに伴う後攻系デッキの復権は、「誘発で止まらざるをえないし、止まっても相手のターンで何もできず倒される」状況が増えるのではないか、と懸念する。

 特に、9月中旬頃からは、ヌメロン系やエンディミオンなどに遭遇することが増えた。壊獣は一瞬で敗北濃厚となるし、エンディミオンやアダマシアのような手数系は一つ止めてもどうしようもないことが多く、先攻・後攻ともにやりにくいのであまり増えて欲しくはないのだが……。逆に、勇者系への規制が増えたとしても、グリフォンは生きている。勇者系ギミックを使うタイプのデッキの数が減らない可能性はある。メタの食い合いは結果的に、こちらの構築を歪める危険性も伴う。もしかしたら来月は、以前よりもダイヤ1まで登るのに時間がかかるかもしれない。烙印系よりもそれにメタを貼るヌメロンやカグヤのようなデッキに苦戦させられがちなので…。

 

 詳しくは来月になりそうだが、烙印系はミラジェイドの除外が面倒なのはそうなのだが、一番キツイのは添え物として出てくるマスカレイド。イグニスターAiランドの発動~下級1体展開するだけで1200ダメージを食らうし、大型出す頃にはライフ2000くらいにまで減っているし、墓地の烙印開幕で耐性まで付くのは理不尽じみていて、正直ミラジェイドや烙印融合よりもこいつを禁止にぶちこんで欲しいと思うくらい、相手したくない。烙印融合を灰流うららでとめたり、ミラジェイドまたはそれを出すルベリオンを無限泡影で止めても、マスカレイド1体出てくるだけで相当面倒くさい。

 あと烙印融合と勇者ギミックを混ぜたキメラデッキも多くて、少しうんざりする。パワカのデメリットを消すために、見方によっては食い合わせの悪い別のパワカを詰め込むのは、私としては気に食わない*5。ランクマッチでもダイヤ2の最後に焔聖騎士でハンデスするタイプの天威勇者と3連続であたったが、あれはDCの上位陣のデッキの真似なのか、単に強いと評判だったから流行っていたのか。

 

 そういう意味では、9月20日からはじまるシンクロ/エクシーズフェスは、電脳フェスになりそうなことを除けば、リミットレギュレーションの面ではかなりマシなのではないだろうか(実際体験すると違うかもしれないが)。各種罠デッキやメタビへの規制(とくに真竜)に見るようにエクストラ主体のイベントでの脱法を許さない姿勢は伝わるし、ジャンドに規制をかけているのは真竜同様に間違いなくシンクロフェスでの悪評(((特に、ジャンドはジャンク・スピーダーが通るかどうかのゲームになりがちだったし、回すのが遅い・ソリティアが遅いプレイヤーのあまりに多い上、展開が通ると鬱陶しいくらいの妨害と盤面をつくられるし、そこにノロノロ動作が……とかなりの不快感もあった)))だろう。イベントに限れば、以前からのユーザーの意見・フィードバックを踏まえたレギュレーションを施行する意図が伺えるので、好印象。

 あとは(常に言っているが)、ランクマッチの制限時間をDCと同じく最大300秒にして、対戦相手が勝手に自爆してくれるような仕様にするのと、放置や遅延に厳しくしてくれれば何も文句はない。ランクマッチなのだから、対面でよく見るような基本展開すら遅いようなのは論外だろう。

 

*1:内訳は、エルド×2、ダイノルフィア、電脳、DDD、ヌメロン、イビルツイン×2、カグヤ、幻煌(負け)、サラマン、マドルチェ(負け)、LL、勇者十二獣(負け)、勇者十二鉄獣、天威勇者3、相剣×2、閃刀×2、天威相剣。デッキの型については、採用されてるカードから判断。天威ギミック&勇者ギミックありで、相剣ギミック無しなら別のタイプとして分けた。同じように、勇者十二獣とそこに鉄獣ギミックが入っているものも分けている

*2:相剣×3、電脳×2(負け2)、エクソシスター、ウィッチクラフト、カグヤ×2(負け2)、ダイーザ(負け)、鉄獣、純構築天威、銀河眼(負け)、エンディミオン(負け)、インフェルノイド(負け)、ドライトロン、Punkスクラップジェネレイド、幻煌、ドライトロン、ふわん。勇者十二鉄獣×4、3軸勇者×2、天威勇者(負け)))、4から3が19試合((エルド、芝刈りアンデ×2(負け2)、 エンディミオン(負け)、ふわん×2(負け1)、HERO幻影(負け)、アダマシア(負け)、ノイド(負け)、勇者鉄獣、勇者プランキッズ、天威勇者、天威勇者相剣×2、イビルツイン(負け)、ドライトロン(負け)、勇者十二鉄獣、電脳、焔聖騎士

*3:エルド×2、ふわん(負け)、ヌメロン(負け)、電脳、ユニオン、イビルツイン(負け)、60枚勇者GS、3軸勇者、勇者十二獣

*4:天威勇者×3、エルド×2 ふわん2 ヌメロン(負け)、天威勇者(※焔聖騎士型)×3(負け2) 

*5:というか、烙印勇者などまだマシ。この間は烙印融合を積んだふわんだりぃずとかまでいた。烙印融合をうららで止めたら、ろびーなを通常召喚してきて本気で「?」となった。無限泡影持っていたから止めることができたのだが、天威勇者の勇者とハリラドンといい後攻側の運が余程良くない限り、どちらかのギミックを通すタイプのデッキが蔓延るのはシングル戦としてどうかと思うし、ユーザーの側もかみ合わせの悪いギミック同士を投入してまでパワカを通そうとするのは、あまり良い状況ではない気がする