苦雪のブログ

本やゲーム・映画についての感想を備忘録代わりに時折書きます。基本敬称略。

草元素を主軸にして戦う①:超開花(ヴァインショット)は色々お膳立てが必要?



 以前のコレイのパーティ運用についての考察記事の続編のようなもの。

 聖遺物や武器の育成段階でいろいろとダメージやパーティ編成も変わっていくので、適宜更新していくスタイルにしたい。

 

bitter-snowfall.hatenablog.com

 

 

はじめに

 10月14日に新キャラのニイロウが実装され、開花パーティ強いのでは?という空気もにわかに高まってきた。次のVerで来るナヒーダの性能が気になるのでニイロウは様子見なのだが、編成が草元素と水元素オンリーで縛られる反面、HPを盛るだけでかなりの火力を出せそうなキャラクターで魅力を感じる。超開花や烈開花と違って、複数元素の育成が要らないのも魅力に思える。

 ただお試しとかで使った感じ、ニイロウの元素スキル発動からのスキル3連打は心海に並ぶほどの水元素付与能力を持っているものの、今度は現状の草元素の供給と付与役が力不足だなという印象を持った。コレイにせよ草旅人にせよ、そこはあと一歩足りないという感じがするので、そこのところを考えて引くか決めたほうがよさげ(少なくとも現状、パーティに草元素が二人はいないと開花反応が使いにくそう)。

 なので、草元素キャラが少ないので開花にしろ超開花・烈開花にしろ育成に見合う成果が得られるか、というのが悩みどころ。

 あとは開花全体の悩みとしては、被弾に弱いというのがある。水や草元素にはシールドキャラがいないので、敵の攻撃で怯むというのがよく起こる。戦いの際には、これでリズムが崩れたり計算が狂うことがあるので注意。

 

超開花について

 前回の記事(冒頭のリンク参照)でもの超開花と、の激化反応については述べた。詳しいことはそちらに記したので、基本的な仕様は割愛。

 ただ前回の記事で、画像付きで挙げた刻晴のビルド。これについては補足がてら一言。刻晴で激化反応メインで戦うなら、聖遺物は雷のような怒り4セットがほぼ一択だろう

 

2セット 雷元素ダメージ+15% 

4セット 過負荷、感電、超電導、超開花反応によるダメージ+40%。超激化反応によるダメージアップ効果+20%。上記元素反応または原激化反応を起こすと、元素スキルのクールタイム-1秒。0.8秒毎に最大1回のみ発動可能

 

 いま使っている刻晴は、雷のような怒り2と剣闘士2セットのビルドなので激化運用としてはあまり強くない。雷のような怒り4セットの厳選を進めてもう少しダメージの伸びとかを確かめておきたい。

 

 閑話休題。とりあえず前回も使用したコレイを軸に、超開花を。


コレイとパーティメンバーのステータス(2022/10/17時点)

 まずはコレイのステータスから。

画像は、Enka. Networkにて作成(https://enka.network/)

 Ver.3.1でコレイが実質的に追加で配布されたおかげで、2凸することができた(待機時の元素チャージ効率20%Up)。あと元素スキルと元素爆発をともにレベル10に。

 

 正直爆発はともかく、スキルに王冠使う意味はあまりない。爆発もレベル8まではあげてもいいけど10にまでするのは早まっている。というか行秋や香菱、アルベドにすら王冠使ってないのに

 2凸で多少チャージ効率に余裕が生まれたので、時計を攻撃力、冠を会心率に変更。サブOpでもかなり元素チャージ効率を盛れたので(これだけで50%超え!)、かなり運用に余裕ができた。

 ただ使っていて思うのは、やっぱり時計か冠のメインOpは熟知にしたい。困ったら攻撃力・無難に会心系というのも確かに悪くないのだが、サポート寄りのコレイなら時計か冠のどちらかは熟知の方がいいだろう(残念ながらまだ厳選中)。

 

 

 ただこの間、終焉を嘆く詩を2本抜きできたので、これを装備させれば元素チャージ効率・熟知・攻撃力問題は、一応解決な気もする(逆に、普通のプレイヤーの参考にはならなくなる)。それでも会心率は捨てて、時計か冠は熟知にするのが無難だろうけれど。

 

10/27追記

⇒使ってみた感じ、終焉を嘆く詩は火力が伸びるものの、バフをかけるにはスキル・爆発をコンスタントに当てていく必要がある。常時バフがかかる絶弦や落霞とは使い勝手が変わる(追記終わり)

 

 次に、開花と超開花に不可欠な水と雷元素のキャラ。


 最近雷電将軍と心海の組み合わせが手放せない。行秋や夜蘭、万葉を綾華や胡桃に使うと、どうしてもエウルア(物理)や雷・草元素はこの組み合わせになってしまう。

 ともあれ、この組み合わせはスキル押すだけで後は仕事が完了するという意味でも強い。一瞬で回復しつつ聖遺物の海染で火力も出す心海、継続ダメージとバフに壊れ元素爆発の将軍の強みは説明不要。

 ただ水と雷元素さえあれば、誰でもいい。バーバラ・行秋・フィッシュル・北斗などお好きなキャラクターをどうぞ。それぞれ強みはある(特に、後ろ三人)。

 

10/27追記

⇒フィッシュルと雷電将軍どちらがいいか、は好みによると思う。

 聖遺物の金メッキの夢・ 千岩牢固いずれにも適性があるフィッシュルは手軽に火力支援ができるし何より熟知が伸ばしやすい≒超開花の火力を上げやすいという長所がある。

 しかし雷電将軍の支援性能は使い勝手を大幅に改善するため、フィッシュルの(聖遺物)バフ+熟知の火力と、雷電将軍の(元素スキルによる)バフ+元素チャージ効率改善のいずれを採るか、これは好みと使い勝手による。いろいろと編成とか試してみた感じ、フィッシュルも雷電将軍も最終的なダメージ自体はあまり変わらない(=劇的な差は出ない)ので……。

 もし所持しているならば久岐忍に、時計・杯・冠が熟知の金メッキの夢4セットを装備させるのが一番火力が出ると思われる。


(追記終わり)。

 

 それで残りの一人なのだが、これは自由枠。ただ基本的に、草元素は現状元素付与能力が不足気味、水元素は前衛やれるアタッカーが不足気味、雷は何人かいるが元素チャージや火力バフを要求するためこちらも欲しい……という傾向にある。そこを補うなら、草・水・雷のうちいずれか一つは同じ元素キャラを入れるのが無難。

 たぶん久岐忍・雷電将軍・フィッシュルのうち2人を組み込むというのが無難に強い。特に、忍に金メッキの夢4セット、フィッシュルに千岩牢固4セットを装備させて一緒に編成するのもよし、片方を雷電将軍で元素爆発と元素チャージサポートするのもよし、ととにかく万能。

 あるいは、開花反応それ自体にサポートはできないが、集敵と水や雷を拡散することによる火力支援をあてにして風キャラを組み込んでもいい。

 

 とりあえず万葉・ウェンティ・鹿野院平蔵の三人を候補として(スクロースとかでも可)。この三人それぞれ強さと弱みがある。

 まず万葉とウェンティは、集敵と熟知の観点からオススメ。どちらも拡散の威力を伸ばすなら熟知を盛るのがデフォなので、彼らを組み込んで元素反応起こしていくだけで手軽に火力を上がっていく(=コレイや心海たちの熟知が多少低くても、火力は出る)

 万葉とウェンティどちらがいい?というのは両方持っている人間特有の贅沢な悩みとして、正直好みでいい。スキルの回転率とバフ・元素爆発が近接の攻撃を阻害しないという点を選ぶなら万葉が、何気にダメージが出る元素スキル・ぶっちぎりの集敵性能と元素エネルギー回復まで持つ元素爆発を使えることに重きを置くならウェンティがいい。コレイの元素爆発+心海のスキル+雷電将軍のスキルで超開花起こすなら、ウェンティの爆発にありがちな近接の攻撃とどかない問題も関係ない。

 

 平蔵は逆に、自身が前に出て戦う近接アタッカー。平蔵本人が、元素スキルと爆発で常に万単位のダメージを出せていける。スキルと爆発の回転率も悪くない方なので、殲滅速度は早い。


 ただ、平蔵本人の攻撃は、ただの風元素。基本的には草元素とは何ら関係ない。そのため、良くも悪くも超開花とは独立している(=コレイや雷キャラの熟知が低いと開花・超開花のダメージが目に見えて下がる)。

 

 この辺の差は、次の画像を比べると分かりやすい(各キャラの武器・ステータスは上の画像の通り。ただし一部は、秘境の地脈異常によるバフがある[※後述])。

 

実際にどれくらいのダメージが出るのか

通常の探索やボス相手

 まずは、雷キャラを雷電将軍にして、ボスの遺跡サーペント相手に超開花(ヴァインショット)をあてたときのダメージ。

 

 10223×3=30669 

 

 ※ヴァインショットは草+水で出る元素核に雷元素をあてると3発飛ぶ。

 

 案外悪くない数値なのだが、やはり雷電将軍だと熟知を盛るのが難しいのでダメージの伸びには限界がある。

 これを久岐忍(金メッキの夢4セット&時計・杯・冠すべてメインOP熟知)に代えると……。

 

 1発21007×3=63021

 ダメージが倍近く跳ね上がる。

 コレイの元素爆発時にはこれが高回転する。もちろん常に超開花反応だけが起こるわけではなく、実際には草+水の開花、草+雷の激化、開花に対する超開花や草激化に、水+雷の感電反応などが絶えず起こる。しかし、それらの累積ダメージはかなりもの。

 ヴァインショットの威力は、草元素キャラではなく、雷元素キャラの熟知に依存するため、こちらで火力を出すことを考えるなら雷電将軍よりはフィッシュルや久岐忍の方が向いていると思われる。

秘境(熟知やダメージバフあり)

 参考として一部の秘境でのダメージを見てみよう。

 

 

 これはどちらも聖遺物秘境「縁覚の塔 七式Ⅳ」*1のもの。

 上は、風キャラが万葉の場合。下は、平蔵の場合。上の場合、超開花で出現したヴァインショットの威力が1発30000ダメージを出しているのに対し、下だと7097となっている。他の反応も踏まえると、単純に3~4倍の火力差がある。

 

 このからくりは単純で、チーム全体の熟知の大小。地脈異常でチーム全体の熟知が上がるほどキャラクターの熟知も上がっている。一人で900は稼いでいる万葉がいれば、それだけ他キャラの熟知もあがるため、草元素関連の反応もダメージがあがる。

 例として分かりやすくするため、あえてこの秘境を採用したが、開花反応周りのダメージ=熟知の高低に依存することをこれ以上ないくらい示している*2

 

 平蔵は聖遺物のメインOPが典型的なアタッカー構成が主流なので(攻撃力/風ダメージ/会心系)、熟知を武器かサブOpで稼がないといけない。その差が出ている。

 ただそれじゃあ、平蔵はダメかというと、全然そんなことはない。固有天賦の効果で、元素スキル使用時に平蔵以外のチーム全員に熟知+80のバフがかかるのに加えて、

 

・秘境のような何度も集回するコンテンツならば一瞬で終わる万葉やウェンティが強い

 

・普通の探索とか近接キャラで殴るのが必要な場合なら平蔵のほうが圧倒的に早い。

 

 単にこの違いにすぎないのでただの好み。万葉やウェンティ入れると、たしかに一瞬の殲滅力は段違いだが、スキルや爆発切れると一気に火力落ちるので、逆に平蔵は継続的に殴れて火力を出せる点が強い(四風原典とか装備させてて言うことではないかもしれないが、スキルを最大限溜めて1発5万は破格。最低でも2万は軽く出る)。

 というか、上の画像でも分かる通り、いま私の育てているコレイは熟知が大して伸びてない。地脈異常で100程度熟知が伸びただけで、3~4倍草元素関連の反応が変わることは、いかに熟知が重要かを示す(欠陥構築を載せるな)。

 ちなみに、同じスメールの天賦秘境「無学の塔Ⅳ」*3だとどうか。

 


 

 こちらも28000ダメージと9000ダメージで、大体3倍のダメージ差。

 やっぱりコレイ本人の熟知を上げるなり、ダメージバフを調達するなりしていけば、万葉やウェンティじゃなくて、平蔵をメインアタッカーとして入れても普通に戦えると思う。草元素と風自体は特に何も反応を起こさなくても、水や雷を拡散させれば結果的に支援はできる。はやくメインOP熟知の時計か冠出てくれ……

 

 10/27追記

 メイン熟知の時計が出たので、コレイに終焉を嘆く詩と一緒に装備させて試してみたところ(冠はそのまま会心率)、開花や草激化の反応が2000~4000は上がっていた(ヴァインショットの威力は雷キャラの熟知に依存するので変わらず)。

 熟知は上がれば上がるほど火力の伸びが逓減していき、星5武器より星4の方が瞬間・最大火力は落ちるが、武器効果の発動が常時のタイプも多いので、安定性はそちらの方が増すということもある。(今回の記事では秘境のバフも絡めて戦っているものも掲載しているため、そこは割引いて欲しい)普通にやれば3万ダメージ前後は狙えるというところだろうか(追記終わり)。

 

まとめ

 超開花は、草・水・雷と複数のキャラクターの元素が絡む上に、敵も動く。そうなるとダメージが中々安定しないし、思うように攻撃をあてられないということもそこそこある。決まったときは3万ダメージが複数回ヒットして一気に敵を殲滅できる反面、雷キャラの熟知が低いと6000~9000前後、威力をあげようとしても1万~1万2000くらいに終始してしまう(それでも低くはないが)。

 フィッシュルや久岐忍を熟知特化にすれば、ダメージは伸びるものの、普通の攻略において、そこまでお膳立てする必要があるか?という問題もある。その辺りを考えて編成するのがよいだろう。

*1:地脈異常:チーム全員の元素熟知が全員の合計元素熟知の10%アップする。また、20秒ごとに、この効果でアップする元素熟知の量はクリアされ、計算し直される。

*2:より正確には、キャラクターのレベルも重要で最低70できれば80は欲しい

*3:地脈異常:元素ダメージを与えた後の10秒間、チーム全員の与えるダメージ+10%、最大4重まで。継続時間は元素タイプごとに独立して存在している。