タイトル名に深い意味はない。
物理アタッカーのエウルアに、ナヒーダで火力支援をしてもらうのは今の環境ではかなり強いのでは?という話
表に出てひたすら敵を殴り続けるエウルアに、ナヒーダの元素スキル(諸聞遍計)に連動する滅浄三業で火力支援を行えるのと、ナヒーダ2凸効果はさらに敵の防御力30%ダウンがつくというのが魅力。
(↓ 前回の話)
bitter-snowfall.hatenablog.com
はじめに:基本的なことのおさらい
物理パーティについては以前も書いたが(↓)、一応基本的なことをおさらい。
bitter-snowfall.hatenablog.com
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敵の物理耐性を下げるのには、超電導(氷+雷)が必要。エウルアは本人が基本的に表で殴り続けるので、シールドか回復または火力支援要員や中断耐性を手段が欲しい。
雷元素ならフィッシュル(千岩牢固4セットでの支援が強い)、雷電将軍あたりがよく使われる。とくに雷電将軍の元素スキルで元素爆発の火力が上げられる&雷電将軍自身の元素爆発で元素エネルギーが回復できる&80族のエウルアと様々な意味で相性がいい。
残りの二枠は、現状自由枠。一般的には、シールド要員&耐性デバフ(20%ダウン)の鍾離、氷元素&シールド・回復のディオナ、水元素&圧倒的回復の心海、水元素&火力支援の夜蘭、お馴染みの水元素サポーターかつ中断耐性と回復もできる行秋、回復&バフのベネットあたりがよく使われる。
ナヒーダを使うのが強い・有用と思えるのは、元素スキル(諸聞遍計)で敵に印を付与すれば、あとは元素反応に連動した起こる滅浄三業にある。
ナヒーダで敵に印を付与(草)、雷電将軍のスキルはエウルアの通常や元素スキルに連動するので自動的に雷元素攻撃が発生し、ここで草+雷で激化が起きるのと、エウルアの氷元素と雷元素による超電導の反応も阻害しない。
そして、後で見るように滅浄三業の威力も2~3万は普通に狙えるのでサブアタッカーとしては十分以上であること、ナヒーダ2凸以降は敵の防御力も下げられるというのが強み。
パーティキャラクターの装備・ステータス
とりあえずエウルア・雷電将軍・ナヒーダ・鍾離という構成を採用。
各キャラのステータス・装備はこんな感じ(主役のエウルアとナヒーダのみ紹介)。
武器は、狼の末路(☆5)。聖遺物は蒼白の炎4セット。時計・攻撃力、杯・物理ダメージ、冠・会心率のアタッカー構成。天賦は10/13/13。星座は6凸
武器は、彷徨える星(☆4)、聖遺物は金メッキ4セット。時計・熟知、杯・草元素ダメージ、冠・会心率。天賦は、4/8/8。星座は2凸
ナヒーダの聖遺物は、今回のようにパーティ内にナヒーダが草元素一人&炎や水、雷元素のように熟知バフの恩恵が薄い構成のときには金メッキ4セットではなく、深林の記憶4セットの方がよいと思う。
ただし、2セット効果で+80、4セット効果でも最低+50~最大+150まで熟知を確保できる見込みのある金メッキ4と比べて、深林4では熟知を確保するのが難しい(時計・杯・冠のうち2箇所はメインOP熟知でないと厳し目)。下記のように金メッキ4セットでもサブアタッカーとして十分以上の火力は出る。
また今回のナヒーダは2凸。
1凸効果で元素爆発時に、チーム内にいる炎・水・雷元素キャラの数が常に+1されるので、元素爆発の継続時間(水)、元素スキルで印を付与した後に発生させることができる滅浄三業のダメージがあがり(炎)、発動感覚が短くなる(雷)。地味に見えるが、実質的に火力が上がる極めて有用な効果。
2凸効果は、開花反応に係わる(会心)効果と激化関連効果の二つ。今回は、後半にある原激化、超激化、または草激化反応によって、敵の防御力を8秒間30%ダウンさせる効果が最重要。雷元素を絡めれば、敵の防御力を3割下げられるということ。
以上を踏まえ、このパーティで火力を上げる・敵の耐性を下げるには次のような方法がある。
・エウルアの元素スキル(レベル10~13):長押しで物理耐性25%ダウン、冷酷な心消費で物理ダメージ+30%(1凸効果)、敵のHPが50%以下なら元素爆発のダメージ+25%(4凸)
・狼の末路:攻撃力+20%。HPが30%以下の敵に命中すると、チーム全員の攻撃力+40%
・蒼白の炎4セット効果(2段階):物理ダメージ+50%、攻撃力+18%
・鍾離シールド:敵の全耐性を20%ダウン。
・雷電将軍のスキル:天賦レベル10~で元素エネルギー80族なら元素爆発のダメージ+24%
・超電導(氷+雷)で物理耐性40%ダウン
・ナヒーダ2凸効果:原激化、超激化、または草激化反応によって、敵の防御力を30%ダウン
実戦では、これら全ての効果を常に発動させられるわけではない。特に、エウルアの4凸効果と狼の末路の武器効果はともに敵のHPが条件となっているが、常にHP3割の敵を相手にするわけではない。各効果の発動時間も微妙にずれることはあるだろう。しかし、複数のバフをかけられるということはそれだけダメージを上げやすいということでもある。
実戦でのダメージ
今回は通常時のダメージを見るために深境螺旋の12層を、元素爆発の最大ダメージを見るために週ボスの禍津御建鳴神命を相手にした(螺旋のバフは、回復量などダメージに関わらないものを選ぶ)。
ナヒーダのスキルで印を付与し、雷電将軍のスキルを起動すると、ほぼ自動的に滅浄三業の草元素ダメージが発生する。エウルアの通常でも同様。
1発約30000~33000ダメージ。これが敵複数体に発生するというのはかなり強力。下の二つのように私の使っているエウルアの通常攻撃は高くて1発20000~28000くらいに終始するので、これに匹敵するどころか上回るレベルの火力を数秒おきに出せるというのは驚くべきこと。
そして特に注目すべきは、ナヒーダのスキルは敵が多ければ多いほど機能するということ。エウルアは元素スキル長押しや元素爆発での掃討も得意だが基本は通常でひたすら殴るタイプ。なので対集団はできなくもないけど、範囲攻撃本職には劣る。それがナヒーダで印をつければある程度集団戦もこなせるようになったというのは大きい。
さらにナヒーダを組み込む利点として、エウルアというよりは物理ダメージが苦手としていたタイプの敵にもある程度強く出れるというのがある。
遺跡守衛などの遺跡シリーズは、物理の通りが悪く人型の敵と比べると1~2割ほどダメージが下がる。しかしナヒーダのスキルは、元素ダメージなので物理の通りが悪い敵にも構わずダメージを与えられる。
もちろん遺跡シリーズ相手にエウルアで殴り続けてもいいのだが、ダメージ効率は少し落ちる。そういうときにナヒーダを表に出してスキルを撃つ。このとき元素爆発時の熟知バフ(※元から1000を超えていれば意味はない)と1凸効果がのるとナヒーダの火力も実質的にあがっているので、かなりのダメージが期待できる。
1発40000ダメージ超え。これはサブアタッカーとしては破格の数値といえる。
次に元素爆発のダメージ。これまででも、完凸エウルアはある程度の条件さえあれば100万ダメージは狙えるラインだったが、ナヒーダ2凸効果でさらにそのハードルがさがった。週ボスの禍津御建鳴神命がダウン時に諸々の条件を整えると、
会心時に1240000ダメージ
ナヒーダ無凸時点で100万ダメージ超えはできていたが2凸効果込ではそこから24万ほどダメージがあがっている。敵の防御力ダウン30%ダウンの利便性のみならず火力向上のほどを窺わせる。
おわりに:最後の1ピース?
雷電将軍登場以降、エウルアのパーティ編成についてはエウルアと雷電将軍を加えた上で残り1~2枠をどうするかというのが、人によって分かれるものであったと言える。
ただし自由枠といっても、シールド役に鍾離かディオナ、回復役に心海とされることがほとんどで実質的には残り1枠を誰にするか、の話であった。行秋、夜蘭、ベネットあたりが筆頭であったものの、レザーなどのダブルアタッカー型、ジンのようなサブアタッカー兼万が一の立て直し役というのも根強い人気を持つ構成だった。
それに対してナヒーダは、エウルアのみならず雷電将軍・鍾離をすでに持っているユーザーにとっては、パズルの最後のピースと言えるくらい相性がよい組み合わせであると思う。裏に引っ込んでかなりの火力を出してくれる(あとは元素粒子の発生もなかなかいい)ナヒーダは、対集団の殲滅速度のみならず、実質的には通常攻撃に連動してダメージに出してくれる点でもエウルアの火力に貢献してくれる存在。
使用感覚としては、攻撃に連動した追加ダメージや元素エネルギー支援などは鍾離+アルベドの組み合わせに一番近い。両方持っているならどちらがいいかは悩みどころだが、自分の育成環境だとダメージはナヒーダ>アルベド、結晶シールドやスキルの持続時間などの立ち回り面での快適性はアルベド>ナヒーダ。岩元素共鳴をとるか、激化反応をとるかで決めるのが無難。
しかしそこまでして火力を求める意味があるのか?は一考に値するだろう。原神の運営は、今後高難易度コンテンツをあまり出さない傾向になっていくと思われる上、わざわざエウルア・雷電将軍・ナヒーダ・鍾離のような限定☆5キャラパーティを組まなくとも、別にゲームはクリアできる。これは誰か1人を恒常に代えても同じことで、限定☆5はゲームを大幅に楽にはしてくれるが必須ではないというのはおさえておきたいポイント。