苦雪のブログ

本やゲーム・映画についての感想を備忘録代わりに時折書きます。基本敬称略。

胡桃のパーティとビルドについて(原神)

 

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 以前原神について記事を書いたことがある。 

bitter-snowfall.hatenablog.com

 

 せっかくなので、続きがてら原神のパーティやビルドについて書いておこうと思い、まずは自分がよく使う胡桃について取り上げることにした。

 胡桃は限定キャラの上、もうすぐピックアップの終わりも近い。ガチャを回すなり、

育成するなりで迷っている人の参考になれば幸いだ。

 ちなみに私が原神を始めたのは、2021年の3月の胡桃ガチャのとき。要は、この胡桃目当てで始めて、その後も使用頻度は高い。今回の再ピックアップまで無凸運用をしていたので、その点も参考になると思う(11月16日の育成状況:レベル90、2凸、天賦:10・10・10)。

 

 

 

胡桃の運用について

 性能については下記の有志Wikiが詳しい。命の星座をはじめ用語についても詳しくはそちらを。

wikiwiki.jp

 

運用・パーティについて

 胡桃は元素スキルで現在HPの30%を消費して自身の火力を上げ、なおかつ本人のHPが50%を切っていると一層火力があがる。そして、HPが減りすぎた場合、元素爆発を敵にあてることで自身のHPを回復する……簡単に言えばこういうデザインのキャラクター。炎元素という元素反応面でも恵まれたキャラ。

 この仕様上、胡桃でパーティを組む場合、①蒸発(水)・溶解(氷)・過負荷(雷)いずれかを起こせるキャラクター、②攻撃に集中し被弾を防ぐためのシールド要員が欲しい。

 ゲームをはじめた頃の自分は、この①と②が両方欠けていた上、胡桃自身も弱かったため、その意味でゲームに馴れて・手持ちが増えた人向けなところがある。

 例えば、自分の場合、蒸発要員は当時のガチャで引いた行秋かバーバラ、溶解要員はガイア、過負荷要員は刻晴、シールド要員はノエルのみだった。このため、否応なく胡桃と刻晴のダブルアタッカー体制を採ることになる。

 そして、元素反応から見ると過負荷はダメージソースとしては悪くないが、小型の敵を吹き飛ばすというメリットにもデメリットにもなり得る効果がある。一般的に、炎元素キャラは、蒸発か溶解反応を狙うことが多い。

 特に胡桃の場合、プレイヤーから散々強い強いと言われている行秋の有無は胡桃の扱いやすさを大きく分ける。深境螺旋などの高難度コンテンツで胡桃を使う場合、ほぼ行秋はセットとなる*1

 そして、もう一つのシールド要員。しばしば胡桃は、限定キャラの鍾離と組み合わせることが推奨される。これは、鍾離のシールドの強さ(他より固い岩元素のシールド、効果時間も長い上、敵の耐性デバフもある)と説明不要の強力な元素爆発、胡桃・行秋・鍾離の残り一枠に誰かを組み込むだけでパーティが完成するといった何重もの強さ故。

 

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 一例として。画像は胡桃・行秋・鍾離にクレーを組み込んだパーティ。戦闘ではまず鍾離でシールドを貼り、行秋のスキルand/or元素爆発起動、胡桃に切りかえて元素スキルを発動して蒸発反応で敵を削る→胡桃のスキルクールタイム時にはクレーに切り替えて戦うというダブルアタッカー風の構築。

 クレーの枠は、誰でもいい。炎元素キャラ2名にによる炎共鳴は胡桃には効果が薄いが、行秋ら他3人の攻撃力があがる。あるいは風元素キャラを組み込んで拡散反応によるデバフを組み込んでもいいし、溶解(炎+氷)反応と凍結(水+氷)目当てで氷元素キャラも強い。2人目の岩元素キャラを入れて、岩元素共鳴を発動してもいい。

 

 なお、胡桃を使う場合、無理にダブルアタッカー構築をしなくてもよい。

 というのも、胡桃の元素スキルはクールタイムが16秒で効果時間が9秒、差し引きして7秒。この7秒間が胡桃を他キャラに切り替える必要がある時間となる。ただこの7秒、例えば鍾離に切り替えてシールドを貼り直す→行秋に切り替えて再度スキルなり元素爆発を起動→3人目に切り替える……という風に準備期間に宛てれば割とすぐ過ぎてしまう。

 なので無理にダブルアタッカー構成をしてしまう(=無理に二人目のアタッカーに切り替えて当該キャラで戦う)よりは、始めから胡桃一人で戦い残り三人はサポートという方針でも全然問題はない。

 
 それと、先程の画像ではシールド要員に鍾離を採用している。ただ個人的には鍾離は必須ではないと思う。もちろん、鍾離が強いのは前提。そのうえで、例えば普段使いで胡桃でフィールドエネミーや精鋭、ボスと戦う場合、別に鍾離でなくても大丈夫なのでは?とも思うためだ。

 例えば、シールド要員としてディオナを採用してもいい。ディオナを組み込めば、残り一枠に更に氷元素アタッカーを入れることで、氷元素共鳴が自動的に発動+行秋を軸に蒸発と凍結の選択、胡桃と氷アタッカーで溶解、と敵にあわせてかなり自由度の高い戦法がとれる。

 特に深境螺旋では、9層以降2パーティ必要なため鍾離が胡桃以外のパーティにとられるという可能性も少なくない。シールド要員は鍾離以外でもなんとかなると私は思う。後で触れるが、今ピックアップされているトーマも個人的にはアリ、ではないかと。

 とはいえ、ここまで記した様に、胡桃を活かすには手持ちのキャラがどれだけ厚いかに大きく依存する。特に、行秋の有無、行秋の育成段階によって胡桃の使い勝手と火力は大きく変わる。

 

 そして胡桃のもう一つの注意点として、元素スキル使用時に重撃を連打する場合、スタミナ切れに悩まされるというものがある。これは1凸をすれば改善されるものの、ここでは無凸前提で。

 結論から言えば、火力自体は無凸・1凸で変わらないが、使い勝手の面で大きく変わる。これはスタミナの消費があるか否か=回避や攻撃のキャンセルに回せる分のスタミナがあるか否か、なため。調子に乗って重撃連打して、敵の攻撃を避けられない……というのはありがちなミスなので注意を。

 

装備(武器・聖遺物)について

 同時ピックアップされた護摩の杖は、胡桃と相性がいい。所持しているなら一択レベル。

 

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どうでもいいけど、この目を閉じてる胡桃よくないですか?

 ただ注意点が一つ。護摩の杖のオプション(OP)は会心ダメージ。胡桃の火力を大きく上げてくれるが、会心率は聖遺物で補う必要がある。これは下記の厳選難易度の話とも繋がるが、胡桃でいかに会心率を確保するかは悩ましい。

 それ以外だと課金前提だが、天空紀行でも貰える死闘の槍(OP:会心率)。ガチャで入手可能な匣中滅龍(OP:元素熟知)が候補としてしばしばあがる。他には、星5武器の和璞鳶(OP:会心率)持っているなら装備させてあげるといい。

 個人的な意見だが。護摩の杖がない場合、会心率を少しでも確保したいなら死闘の槍(最大レベルで会心率が41.8%も確保できる)。蒸発運用+聖遺物で会心率とダメージを確保できているなら匣中滅龍。それらもないなら、星3武器の白纓槍(OP:会心率)が通常攻撃のダメージを大きく上げてくれる(ただし後に乗り換え前提)

 

 そして胡桃を運用する上で一番の悩みであるのが、聖遺物である。聖遺物の厳選難易度は他の限定キャラと比べても高い方。

 現在、胡桃の聖遺物構成の中で完成形としてよく挙げられるのは。

 

・ 燃え盛る炎の魔女4

2セット効果:炎元素ダメージ+15%

4セット効果:過負荷、燃焼反応によるダメージ+40%。蒸発、溶解反応による加算効果+15%。元素スキルを発動した10秒間、2件セットの効果+50%、最大3重まで

 

逆飛びの流星4 

2セット効果:シールド強化+35% 

4セット効果:シールド状態の時、通常攻撃と重撃ダメージ+40%

 

・追憶のしめ縄4

2セット効果:攻撃力+18% 

4セット効果:元素スキルを発動した時、キャラクターの元素エネルギーが15以上の場合、元素エネルギーを15消費し、次の10秒間通常攻撃、重撃、落下攻撃ダメージ+50%。継続時間中この効果は再発動できない。

 

 それぞれ「火力は期待できるが厳選難易度が尋常ではなく高い炎の魔女4セット」、「シールド前提+通常と重撃にしかバフが乗らない逆飛び4セット」、「2セット効果はあまり恩恵がないが、4セット効果が強力かつ厳選難易度も(炎の魔女と比べれば)容易なしめ縄4セット」といったところ。私個人としては、今から育成するなら追憶のしめ縄4セットを目指すといいと思う。

 ちなみに私の胡桃のステータス。

 

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 聖遺物は炎の魔女4セット、武器は護摩の杖。聖遺物のメインオプションは、花:HP(固定)、羽:攻撃力(固定)、時計:HP、杯:炎元素ダメージ、冠:会心率。

 護摩の杖の会心ダメージ66%を差し引くと、会心率とダメージの割合は約1:2である。

 なんだ厳選上手くいってるじゃないかと……そう思った方、少し待って欲しい。胡桃の突破時ボーナスは会心ダメージで最大38.4%確保できる。キャラクターのデフォルトの会心率と会心ダメージはそれぞれ、5%と50%。冠のメインOPで会心率は約31%確保できる。以上を元に計算すると、

 会心率:60.6%-5%(デフォルト)-31.1%(冠のメインOP)= 24.5%

 会心ダメージ:180.2%-50%(デフォルト)-66.2%(護摩の杖のOP)=64%

 

 となる。上記の画像のステータスでは熟知は40、それ以外は攻撃力、HP、防御力、元素チャージ効率。実はこの胡桃のステータス、聖遺物のサブOPのかなりの数値が防御に吸われている。

 胡桃の聖遺物厳選で欲しいのは、まず会心率と会心ダメージ、次に胡桃は攻撃力を伸ばすよりHPを伸ばしたいからHP、あわよくば元素熟知……防御はあまり伸びても嬉しくないのである。そして炎の魔女4セットは俗に言う火渡りという明確なハズレが存在するため、まず目当ての聖遺物のメインOPを手に入れるだけでも一苦労……。

 そういった苦労が嫌だけど、胡桃が使いたい……そんな方への妥協枠として2セット複合を勧める。

炎の魔女2セット+特定の聖遺物2セットがオススメ。中でも、炎の魔女2(炎元素ダメージ+15%)+千岩牢固2セット(HP+20%)か、炎の魔女2セット+大地を流浪する楽団2セット(元素熟知+80)がオススメ。

 特に、炎の魔女2+千岩2は聖遺物のサブOP次第で、炎の魔女4セットにも迫る火力を得ることができる*2

 

 ここまでの内容について、正直需要もそうだが役に立つかはあまり保証できない。あくまで1プレイヤーとしての意見として受け取って欲しい。それでも参考になれば幸いである。

 

パーティ考察:胡桃・行秋・トーマ・綾華の可能性

 ここからは最近試しているパーティについて語っていきたい。ことの性質上、ゲームに慣れた人向けの話なので、その点了解を。

 まずは画像を見て欲しい。

 

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 以前から、胡桃・行秋・綾華+誰かの構成を深境螺旋の攻略に使ってきたのだが、そこにトーマをシールド兼炎元素共鳴要員として採用。以前は、この枠にシールド兼氷元素共鳴要員としてディオナ、風元素によるデバフ兼集敵としてウェンティを採用していた。

 参考までにこのパーティの主役である胡桃と綾華の画像(影にして真の主役の行秋の画像はわすれました)。

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 一応の説明として、画像の胡桃・綾華は共に炎元素共鳴の効果を受け(攻撃力+25%状態)、胡桃のHPも50%以下。胡桃のステータスは先に挙げた通りで、綾華は以下の通り(※命の星座は現在、二人とも2凸)

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 やや会心率が低いが、これは一応聖遺物の氷風を彷徨う勇士4の効果前提のため。

氷風を彷徨う勇士4

 2セット:氷元素ダメージ+15% 

 4セット:氷元素の影響を受けている敵を攻撃した場合、会心率+20%。敵が凍結状態の場合、会心率は更に+20%

 

 ここから更にディオナを組み込んで氷元素共鳴(氷元素元素付着または凍結状態の敵を攻撃する時、会心率+15%)を発動させることもできるが、一応胡桃の固有天賦:蝶隠の時(元素スキル効果終了時、8秒間他キャラの会心率+12%)がある(その分氷共鳴と比べてやや綾華の会心期待値は下がる)。これにより綾華の会心率は、合計80.7%まで上昇する(実践だと60%程度だがそれでも十分)。

 

 このパーティの強みは、何より火力の高さと対応力の強さにある。

 

・開幕はまず行秋で水元素を付与→胡桃に切り替えて蒸発で敵を削る

・胡桃のスキル効果が切れたら、綾華に切り替えて今度は溶解反応or再度行秋に切り替えてスキルか元素爆発を起動して、今度は凍結ループに持ち込む

・再度胡桃に切り替えて、溶解反応からの再び蒸発……と蒸発・溶解による高火力、凍結による敵を動けないまま削る……この動きがとにかく強い。

 

 残り一枠に風元素キャラを組み込めば、拡散によるデバフ・集敵も可能。シールドキャラや回復キャラによる安定択ももちろん有用。

 ただ注意点として、このパーティ、氷元素アタッカーはガイアや重雲といったキャラクターで代用可能だが、動きの軸にして要の行秋が必須だということ。

 蒸発にしろ凍結にしろ行秋で水元素を付与しないと始まらない。胡桃と綾華(あるいは氷キャラ)で溶解は狙えるが、やはり蒸発・凍結がないと大幅に使い勝手が落ちる。

 そのため行秋は多少本人の火力が下がっても元素チャージ効率を伸ばしたほうがいいと思う(※あくまで私個人の考え)。武器は祭礼の剣、聖遺物もできれば絶縁の旗印2セットは最低でも用意したい(時計は、聖遺物が絶縁の旗印2or4セットなら攻撃力、そうでないなら元素チャージ効率?)とにかく、祭礼の剣による元素スキルのクールタイムリセットを有効活用していきたい。

  

 その上で、このパーティの残り一枠にトーマを組み込むのはどうか。とりあえず色々使ってみた感じ、トーマの採用はナシではないと思う。

 まずメリット・デメリットの前に、ステータス等について(ステータスは以下のサイトを元に作成)。

 

shinshin.moe

 

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 トーマのレベルは80。星座は完凸。武器は星4の西風長槍(OP:元素チャージ効率)、元素スキル・元素爆発の天賦は共にレベル10。攻撃力は炎元素共鳴(攻撃力+25%)時1400ほど。元素チャージ効率は、武器効果も含めて250%確保。

 画像にはないが、聖遺物は千岩牢固2セット(HP+20%)と絶縁の旗印2セット (元素チャージ効率+20%)。オプションは、花:HP(固定)、羽:攻撃力(固定)、時計:元素チャージ、杯:炎元素ダメージ、冠:会心

 以下の話は上記の条件の下での所感であることを承知した上で見て欲しい特に、聖遺物が絶縁の旗印4セットでないこと、杯が炎元素ダメージ、冠が会心率というのは、火力もシールド耐久も結果的に中途半端にしている可能性がある。繰返しになるが、あくまでそれを前提に話を聞いて欲しい。

 

 上記パーティにトーマを組み込んだ際の利点として、

 

トーマは本人の元素チャージ効率と元素エネルギーさえ確保できれば、シールドの維持管理がディオナと比べて遥かに楽で、キャラを頻繁に切り替えなくていい。

 

・胡桃と組み込むことで炎元素共鳴(攻撃力+25%)が発動、胡桃とトーマには恩恵が薄いが、行秋と綾華には多大な恩恵がある。胡桃と組むことで、トーマの元素エネルギー問題も多少は改善される

 

・(トーマの凸が前提だが)トーマを完凸させると、シールドの獲得・更新時にチーム全員の通常攻撃、重撃及び落下攻撃ダメージが+15%される。これが胡桃・綾華と相性がいい。

 

 もっとも無視できない欠点・マイナス要素もある。

 

・トーマ自身の火力は出せない上、トーマのスキル・元素爆発により生じた炎元素が行秋の水元素、綾華の氷元素と反応してしまう可能性がある(=胡桃や綾華で反応を起こした場合と比べると火力が尋常じゃない程に低下)。

 ※深境螺旋12層で試してみたところ、少なくともこのデメリットのせいで攻略がおぼつかなくなる、というわけではないと感じた。

 

・トーマのシールドの硬さ(HPに依存)次第だが、耐久力は思ったより低いと感じる可能性がある。例えば、螺旋に出てくる遺跡守衛やハンターといった遺跡シリーズの敵からの攻撃を連続で受けると、あっさり破壊されることも。例えば、トーマのスキルと爆発でシールドを貼る→他キャラで攻撃することでシールドを更新という流れにおいて、例えば遺跡守衛のミサイルが飛んでくるとする。

 この際、キャラクターの攻撃がヒット(シールドの更新)し次の攻撃が当たる前にミサイルに被弾すると、シールドの更新→ミサイルによりシールドが破壊され、追撃でダメージ→次のキャラの攻撃でシールド更新が発生。

 つまり、結果としてシールド更新の間に被弾する可能性もある

 

・シールド以外のサポートに乏しい。具体的には、

 深境螺旋での「侵食」のようなステージではトーマより他キャラがいい可能性:パーティ全体のHPを削ってくる「侵食」には、トーマではなくディオナやジン、七七といったヒーラーもできるキャラを組み込んだ方がよさげなパターン。

 螺旋でありがちな雑魚敵(宝盗団)+雪蛍術士のような場合:ウェンティやスクロースで集敵した方が早いパターン。

 相手の攻撃が苛烈過ぎる場合:先のシールド更新の間に被弾する可能性に関連しているが、最近の螺旋の常連である魔偶剣鬼のような一撃が痛い敵を相手にするならトーマではなく鍾離の方が安心……なパターン

 

 以上を前提にすると、トーマの強み・利点とは、最低限のシールド耐久+圧倒的な持続時間の上で、胡桃や綾華といったアタッカーで最大限戦う際に相性がいい、と言える。

 しかし、雑魚敵が多数な上妨害も熾烈、敵の攻撃が苛烈、「侵食」のようなHPそのものを削るようなパターンだと、トーマより他キャラの方が適任な可能性がある*3

 

 個人的には、かなり可能性を感じるキャラだと思う。ディオナやモナだとどうしてもスキルを使うためキャラを頻繁に切り変える必要がある=アタッカーでずっと攻撃できないというのがやや辛く感じるので、なるべく本人が場に出る必要がないトーマは有望なキャラだと思う。

 ただ聖遺物、特にメインOPをどうするか手探りな上、大きく悩みそうである。現状の組み合わせでも、大きな不満はないが、今後の研究次第でもある。

 

炎元素+風元素の拡散役として(2022/9/21追記)

 (記事執筆当時は入手していなかったため試せていなかったものの)上記のパーティの綾花の代わりに、楓原万葉を投入するのも選択肢としてはアリだと思う。胡桃の炎元素ダメージを万葉で強化しようとすると、初手で胡桃の元素爆発という立ち回り上の制約か他の炎元素を必要とする。前者は窮屈な運用を強いられるため、後者が丸い。その炎元素供給役として、トーマはありかどうか。

 結論から言えば、実用には足ると思う。トーマのスキル・爆発で炎元素を付着させる→万葉で拡散→水元素や氷元素を挟み蒸発・溶解で戦うもよし、炎単体で戦うもよし。ただし、その場合でも前述のトーマの欠点(シールド耐久、炎元素付着で元素反応阻害、本人の火力不足)はつきまとう。万葉の拡散はそれを補いうるが、例えば鍾離を所持している、ディオナが育っているといった場合は、無理に炎元素2+風+αの編成にこだわる必要はないと思う。特に炎共鳴の恩恵が他のサポーターならともかく、胡桃・トーマ双方にとってそこまで大きくないのも気になるところ(炎アタッカーがディルックやクレーなら恩恵は生まれるため、また話は変わる)。

 正直に言えば、トーマは現状あと2~3歩足りない部分のあるキャラだなという印象。もちろんそれでも、螺旋12層クリアはできるし、そういうのも上手く使う方法を探すのは楽しみの一つではあるが、やはり何かしらテコ入れは欲しいところ。

 

 

*1:というより現状の水元素のキャラのうち、胡桃と相性がいいキャラは行秋(恒常)かタルタリア(限定)しかいない。バーバラ(恒常)と珊瑚宮心海(限定)は回復キャラなので胡桃の火力を損なうことが多い、モナ(恒常)は火力的には悪くないが元素スキルの効果時間とクールタイムの都合上、スキルを発動した胡桃で効果時間が切れるまで蒸発反応を狙うにはやや相性が悪い

*2:個々人の育成・聖遺物の厳選次第だが、通常・重撃の火力では僅かに炎の魔女4が上回り、蒸発反応は明確に炎の魔女4セットが上となる。元素反応をあまり重視しないなら炎の魔女2+千岩2も選択肢として十分すぎるほどだと思う

*3:とはいえ「侵食」以外ではトーマでも普通に問題はないとも言える。何度か試してみたがVer2.2の深境螺旋12層ー2の後半のようなステージでも20~30秒残して星3つをとることもできる